ヘゼリッヒ

5 ページ5

・









放課後




制服のまま、近くにある
大きなショッピングモールを訪れていた









雄登くんに渡すプレゼントの種類は、








タオルとかー手袋とかーって
優柔不断を拗らせて、ずっと悩んでいたら



ユキちゃんの質疑応答に答え、
マフラーに絞ってもらえた







それでも、


マフラーなんて無限大にあるわけで。









とりあえず、

有名な、お洋服のお店に入った私、、、









「青もいいけど、」



「グレーも素敵だし……」





「あ、！こっちの柄もオシャレ！」









けれど、やっぱり、






気がついたら

手には、たくさんのマフラーが。









「えー、わかんない、！」





「アミちゃん、！どれがいいと思う？」






アミ「それは、Aが
自分で決めないと意味無いでしょ？」









んん、、、







「そうだけど……」



「雄登くんなら、なんでも似合う気がして、
なかなかこの中から絞れない……」









頭の中で、


雄登くんと
このマフラーたちを思い浮かべてみるけど

かっこいい雄登くんには、
全部似合っちゃってるんだもん









こんな時に限って何故か、
1番頼りになるユキちゃんはいなくて



一緒にいてくれているアミちゃんは、
なんだか楽しそうに動画を撮っていた








アミ「Aが、男の子のために何かを選ぶ姿なんて、新鮮すぎて可愛いー！」









そんなこと言ってないで、

選ぶの、手伝ってよ……！！









本当にどうしよう、、


雄登くんが好きな色、とか？









それだったら＿＿＿＿＿＿＿＿






「ん、決めた。」



「これにする！」









青色のマフラー







ようやく決めたそれを


レジに持っていって、
プレゼント用にラッピングをしてもらう









お金を払うと、

紙袋に入れられた商品が渡された







・「ありがとうございましたー」








んふふっ









雄登くん、

喜んでくれたらいいな、、、



・

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す