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第５７話目 約束の声 ページ17
デュースside
風夜を前にしても何も出来ないと泣いている風嵐
僕にも力があれば…
？「全く…。僕が居ることを忘れたの？」
えっ？
これは聞き飽きた僕自身の声だ、少し低いけど
？「やぁ、はじめまして。僕はタイム・エンペラー。君に力を貸すものだ」
僕に力を…？
時「あぁ、ただしその代わり君は代償を支払うことになるけどね?」
だっ…、代償…？
時「本当はこんなことは言いたくないけど、君と僕とではまだ相性が良くないからね。それに、元々はこの世界の人間じゃない。だからこそ、この世界の人間に制約が課せられる」
制約があったとしても、それであの二人を救えるなら…！
峠「それでもいい…。風夜を…、風嵐を助けられるならそれでいい！頼む、僕に力を貸してくれ！！」
僕の言葉を聞いた彼はしっかりと頷いた
時「さぁ、詠唱は覚えてるだろう?」
その答えは僕の口からすぐ紡がれる
峠「怨恨を癒せ、罪を償え、人々を幸せに導け！」
風夜…、力を貸してくれ…
峠「時の皇帝(タイム・エンペラー)！！」
その光はさっきと同じく風夜を包みこんだ
続く
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作者名：白魔剣士 | 作成日時：2022年7月4日 23時
