閑話その日のオンボロ寮生ズ２ ページ19
Sideデュース
青「あぁ〜、管理生さんだ〜」
角「おや、人の子。面白い姿をしているな」
誰だ…、この二人を連れてきたのは…
夜「あっ！オルト君、久しぶり!」
嵐「ツノ太郎、元気だった?」
あっ、あいつらはいつも通りなのな…
しかし、監督生達は何歳なんだ?
もうすぐ学園長室というところで二人の体が透け始めた
二人は顔を見合わせて笑っていた
でも、その笑顔は寂しそうだった
夜「もう時間みたいだね…」
嵐「残念だったな…、もう少しみんなと話したかったな…」
どうゆう事なんだ…
夜「本当の事を言うとね、"時の皇帝"は暴走なんてしてないんだ」
その言葉を聞いた瞬間に全員が驚いた
冠「ど、どういうことだい…?」
寮長の疑問はもっともだ
夜「本当はね、僕と兄さんのわがままなの」
えっ?
嵐「僕…、オレたちは未来から来たのは本当。そして、現在のオレたちと入れ替わったのも本当」
じゃぁ、何が違うんだ？
嵐「未来は確定してない。そして、数ある未来の中のオレたちはもう一度会って話をしたかった…」
何をだ?
夜「どんな未来を選んでも僕の事、待っていてくれる?」
嵐「どの世界を選んでも俺の事、待っててくれるか?」
夜/嵐「エース/デュース兄さん…」
二人はそう言い残すと泣きながら…でも笑いながら消えていった
そして、次に目を開けたときに居たのは…
夜「あれ?ここは、オンボロ寮じゃない?」
嵐「いつの間に外に出たんだ?」
オンボロ寮をイメージした灰色とグリムの炎をイメージした青をワンポイントに入れたベストを着た監督生と管理生がいた…
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作者名：白魔剣士 | 作成日時：2018年10月25日 20時
