24本 ページ25
理人side
『おーす』
「「「おーす」」」
今日はついにIHの県予選当日。
朝道端でばったり3年に遭遇した。
『ついに最後のIHだなぁ』
「え、お前がいうのかよ』
『え』
思ったことを言ったらみんなに驚かれました。なぜでしょう。
「てっきりこのちょび髭のセリフだと思って遮る気満々だったのに」
「それはそれでひどくないか！？」
『まぁいいそう』
「おい！」
そうだな。確かに旭はこういうこと言いそうだわ。昨日の夜もなんか星空見上げて語りたそうな雰囲気出してたもんな。
『まぁこの最後がさ。なるべく長く続いたらいいなって。お前らとできるだけ長くバレーしたいじゃん？』
「「「りひとぉ…」」」
『え、ちょなに！？俺男3人に抱きつかれても嬉しくない！！せっかくなら清水とか俺より小さいやつに抱きつかれたい！』
「うっせぇ！清水とか贅沢抜かしてんじゃねえ！」
「それは欲張りすぎだぞ、理人」
なぜに俺怒られるし。清水めっちゃ人気かよ。
そんなこんなで騒ぎながら学校へ到着。バスに乗って会場に着いたはいいんだけど。
「前まで強かったとこじゃん？」
「今はなんかダサイ異名付いてるんだよ。確か…落ちた強豪、飛べない烏」
「飛べない…なんですって？」
「ひっ！」
入り口で俺らのことを言っていた他校の言葉に田中が食いついてしまった。威嚇すな。
『旭、顔怖いぞ。ヤクザかよ』
「えぇー…理人今日俺に対してひどくない？」
『いや、その顔でその体だろ？無理ないって。そして田中威嚇するな。昼飯一緒に食ってやらないぞ』
「け！お前たち理人さんに感謝しろよ！」
田中の首根っこを捕まえつつ旭にも注意する。大地も若干気に障ってるようだしここは俺が大人になりますか。
「お、おい『理人』って…もしかして雪室中の蒼井理人！？」
「サービスエースで1セット取ったっていう…」
「あっちは千鳥山の西谷だ」
「あ、あれが北川第一の天才セッター・影山！」
「…今年の烏野って強いんじゃねぇの？」
なになに俺ってば最近めっちゃ有名じゃん。理人さん恥ずかしいのであんまり目立ちたくないんですが。
ま、とにかく今の烏野が強いぞってところを見せつけてやりますか。有名な選手がいることだけが強さじゃないってところをね。
悔しい気持ちはプレーで生かしていこう。さぁ、烏が空を飛ぶ時間だ。
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でこぽん(プロフ) - すみません。考えておりません… (2023年4月14日 23時) (
レス) id: bad76f4a86 (このIDを非表示/違反報告)
ロックマ - とても良い作品ですね!名前変更可能になりませんか? (2022年9月17日 5時) (レス) id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)
でこぽん(プロフ) - ありがとうございます！頑張って更新します！ (2022年9月9日 13時) (レス) id: bad76f4a86 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年9月9日 4時) (レス) @page30 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
つなぎ - 続きをお待ちしております！楽しみにしてますね。 (2022年1月31日 21時) (レス) @page26 id: 0428dcaa70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぽん | 作成日時：2020年4月18日 23時
