キャプテン ページ7
「その気持ちは俺にも分かる。メジャーとは訳が違うかもしれないけど、俺がキャプテンを打診された時、即答できなかった。」
「えっ……」
「純が入団する2年前かな。終盤に大スランプにはまってな…(笑)9月の打率は2割切ってた。それでも監督は使い続けてくれた。」
「優勝争い…してた年でしたっけ。」
「そう。正直、俺のせいで優勝逃した。9月の重要な試合のチャンスでことごとく凡退して…正直下げて欲しくて、監督に言いに行ったこともあった。」
「へぇ…それで監督は？」
「もうな、今までで見たことないぐらい怒られたわ(笑)根性なしは球場にも来るなって(笑)」
「うわぁ…(笑)」
「監督に言われたことと、その頃かかってたプレッシャーに押しつぶされて、一時間ぐらいロッカーで大泣きして、先輩たちに慰められて励まされて。
でも、先輩たちは誰も甘い言葉はかけてくれなかった。
皆、『なんとかここを乗りきれ』とか『調子が良かった時のことを分析して、なんとか次の試合で結果だせ』とか。」
「松田さん、あの時ほんとに辛そうでしたもんね…」
「瑞希、もう黒歴史は忘れてくれ(笑)その後、監督に謝りに行って…30分以上怒られた後、最後に言われたのが
『もう一度ふざけたこと言ったらトレードに放り出すからな。』
だからな！？(笑)」
「それは…( ;∀;)」
「なんとか許してもらった後は、試合前は1番に来て練習して、試合が終わっても居残りで練習して、家に帰ってもビデオとか見たり…ほんとに努力したんだけど、最後までスランプ抜けられなかった。」
「……」
「優勝逃した後に、俺監督に謝りに行ったんだ。
その時、『来年からキャプテン任せたい』って言われて…
自分のせいで優勝逃したのに、そんなことできなくて。
そしたら、『9月はどうあれ、お前の実力を認めてるし、心を入れ替えた後の努力や集中力を見てきた。
性格も実力も全て考慮した上で、お前にキャプテンを任せたいというのが首脳陣の総意だ。』って。
完全なる戦犯の俺がキャプテンになっても良いのか、すごく迷ったけど、キャプテンになって、周りの期待に応えて活躍することが責任をとることになるんじゃないかと思った。
今でもその選択は間違っていなかったと思う。」
「…かっこいいですね。」
「自分が思う選択肢を選べば良い。後悔さえしなければ良いんだ。」
後悔のない選択…か。
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美咲(プロフ) - あっきさん» 楽しみにされるとなんかテンション上がって早速公開しちゃいましたぁぁあ（笑）読んでくださいね（笑） (2015年11月12日 11時) (
レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» あっきさんのコメントが嬉しすぎて私はテンション上がりまくりです！プレミアでなかなか川端選手出してもらえないのなかなか辛いです(´･_･`)小説書くために調べると、なんか気になるようになってしまって（笑） (2015年11月11日 23時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - 完結おめでとうございます！楽しみ＆嬉しすぎてコメントの頻度が上がってますね(^_^;)川端選手のやつアップされたらそっちはもっとテンション上がるかもです(^_^;)美咲さんの作品大好きですし、いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2015年11月11日 20時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - そうなんですか？スゴく楽しみにしてます！ (2015年11月9日 22時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» プレミアの方、ほぼ完成しました！base行き詰まっているにもかかわらず、書くのが楽しすぎて…（笑）もうすぐ始まるのでお待ちください！ (2015年11月8日 0時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美咲 | 作成日時：2015年8月22日 0時
