悪魔の声 ページ5
松田さんも空いているとのことで、その日の晩に近くの居酒屋に行った。
「ついに瑞希の触れてはいけない話に触れる時が来たか(笑)」
そう、小林さんの下の名前は瑞希(みずき)だが、そう呼んでいる人はほとんどいない(笑)
なんでだろ？
「そんなたいそうな話じゃないっすよ(笑)まぁでも松田さんから話していただけるとありがたいです(´･_･`)」
「ポスティングの許可直前までいってたんだけどな…
その2年前の年に一度右肘の張りで離脱していて、その記録を見つけた米球団の関係者が難色を示したんだ。
医者も無理させなければ大丈夫だと言ってくれてたんだけど、スカウトと関係者が話してるのを瑞希自身が聞いたんだったよな…」
「なんて…言ってたんですか？」
小林さんが口を開いた。
『1年酷使して捨てよう。その間にまた使える選手を探そう。…1年程度なら使えるだろう、この肘でも。』
「メジャーに憧れて、幼い頃から英会話習って、学校でも一生懸命英語だけは頑張ってたのが仇になったよ…こんな言葉なら、聞き取れなきゃ良かったのに…ははっ」
一瞬にして小林さんの両目から涙が溢れた。
俺は言葉が出なかった。
「純、飲むぞ。酒入れないと話進まんわ。(笑)」
「お付き合いします…」
「お前弱いんだから程々にしとけよ？瑞希、俺がとことん付き合ってやる！」
「松田さん、飲みましょ(；＿；)うぅっ」
「ごめんなさい、小林さん…辛い話させてしまって…」
「いやいや、ごめんな、取り乱して(笑)」
「続き…聞いても良いですか？
その言葉聞いて、小林さんは…？」
「会話は聞いてなかったフリをして、丁重にお断りしたよ。潰されて捨てられるためになんかメジャーに行きたくない…」
「そうですよね…」
「後から聞いた話、スカウト担当してた人がここ数年良い選手連れて来れなくて、クビかかってたみたい。早く中継ぎ引っ張ってこいって。それで少し注目してくれてた俺に矛先が…ね。」
「なるほど…」
「それで、俺は悔しくて悔しくて、こうなれば意地でも日本で素晴らしい成績残し続けてやろうって。肘に爆弾抱えてたのは事実だったし、思い切って手術に踏み切ったんだ。1年間棒に振ったけど、今はこうやって健康に順調に投げられてるし、後悔はしてない。」
「いや、ほんとに瑞希は運悪すぎたんだよ。そんな悪魔みたいなスカウト他に聞いたことないわ。」
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美咲(プロフ) - あっきさん» 楽しみにされるとなんかテンション上がって早速公開しちゃいましたぁぁあ（笑）読んでくださいね（笑） (2015年11月12日 11時) (
レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» あっきさんのコメントが嬉しすぎて私はテンション上がりまくりです！プレミアでなかなか川端選手出してもらえないのなかなか辛いです(´･_･`)小説書くために調べると、なんか気になるようになってしまって（笑） (2015年11月11日 23時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - 完結おめでとうございます！楽しみ＆嬉しすぎてコメントの頻度が上がってますね(^_^;)川端選手のやつアップされたらそっちはもっとテンション上がるかもです(^_^;)美咲さんの作品大好きですし、いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2015年11月11日 20時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
あっき - そうなんですか？スゴく楽しみにしてます！ (2015年11月9日 22時) (レス) id: 878c566972 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あっきさん» プレミアの方、ほぼ完成しました！base行き詰まっているにもかかわらず、書くのが楽しすぎて…（笑）もうすぐ始まるのでお待ちください！ (2015年11月8日 0時) (レス) id: 53c2fb1671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美咲 | 作成日時：2015年8月22日 0時
