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『んっ…』

目を覚ますとそこは
古い部屋みたいな場所だった

後ろ手で縛られてて脚も縛られているし
それに口まで猿轡で締められているから声が出せない


『ん…ふふ…』


目の前にいる男達に解放しろと
目で訴えかけるけど素直に縄を解いてくれるはずがない


井上「ネェチャンよアンタなんで男装なんかしてんだ」

スプーンを手に持ちながら話掛けてくる男
こんな時まで脚がすくんで動けない

京子「三橋さん!!」

『ふぁふふぁん(京子ちゃん)!?』

あぁ最悪だ巻き込んでしまっている

京子「アンタ…女だったんっスか…」

『ほへん(ごめん)…』

京子「なんで謝るんっスか!?三橋さんはあたしらスケバンで星っスよ」


一生懸命に慰めてくれる京子ちゃん
可愛いなぁほんとに


井上「まぁそろそろ焼き入れとかないとなぁ」


急に男が私に近寄って来た
京子ちゃんは名一杯守ろうとしてくれている

丁度猿轡が外れて口が開放された


『近付くな…やめろ』


名一杯男を睨むのに逆に男の口角が上がっていく



"気持ち悪い"



ただそれだけだった



井上「結構いい体してんじゃん」

体を服の上から舐め回すように撫でてくる
それがピタリと私の胸で止まった

京子「てめぇっ三橋さんに触んなっ」

『やっ、やめろっ』

ビリリリ

服の破れる音が聞こえて
胸の辺りがスーとした

服が胸から腹まで全て破れていた

サラシが取れかかっていた所為か
自分のものが露わになった


男はそれを見て口角を上げたかと思うと
舐め回すように見て
急に私の顎に手を当てた

男の顔が近付いてくる


『いっ…やだ…うあっ…』


京子「三橋さん!!」


京子ちゃんは縄の中でモゾモゾしている


あぁ助けれない


─────京子ちゃんは助けないと


それしか頭に浮かんでこなかった

足掻いていたせいか縄は簡単に取れて
目の前にいた男達を殴り飛ばした

けど甘かった
鳩尾に男の蹴りが来て薬品のせいで
クラクラした頭を男に後ろから木の棒みたいな物で殴られた

簡単に倒れ込んでしまった

井上「チッ、ロッカーぶち込んどけ!!!」

『離せっ』

そんな抵抗も虚しくロッカーと言う
暗く狭い場所に閉じ込められてしまった

昔から閉じ込められるのが怖い
あの頃を思い出すから

自分の手が小刻みに震えてる事に気付いた
両手で自分の肩を抱いて


『助…けて…、伊藤…』


?「おい待てよ」

聞き覚えのある声は
昨日よりも怒りに満ちている声だ


あぁ何でこんな時までお前なんだ

15→←伊藤side



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ムツキ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月18日 9時) (レス) id: 9ff521f144 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王 - えっ、えっとありがとうございますっ (2019年9月15日 0時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王 - すっ、すみません (2019年9月15日 0時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
- 男装!好きです! (2019年6月12日 11時) (レス) id: 1764dd55eb (このIDを非表示/違反報告)
健太郎ーーー!!!いっぱいちゅき - え?あ、あの続きは? (2019年1月14日 22時) (レス) id: 52c6199615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爆殺王 | 作成日時:2018年12月17日 23時

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