【ヒロアカ】爆豪くんを落とす方法１ (ページ4)

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2日目ページ4

春

それは高校生活の始まり！

数々のヒーロー達を輩出してきた名門校。
雄英高校

それが私が今日から通う高校

パン咥えて小走りで学校行ったら角でばったり爆豪勝己くんとぶつかれたりしないかなーなんて

有りもしない妄想をしながら下ろし立ての制服に袖を通す

中学1年生のあの日、名前を知れたは良いものの、
爆豪くんと会えるわけもなく

なんの進展もないまま
私が一目惚れをしてもうすぐ3年が経とうとしている

会えることも、話せることもない。

それでも私は爆豪くんが好きで、爆豪くんのようなかっこいいヒーローを目指している

制服を着替え終えて、居間で朝の緑茶を嗜むお爺ちゃんに見せびらかしに行く

『お爺ちゃんどう！！似合ってる？？』

そう言いながらくるりと回って見せる

興奮してしまっているせいか、羽がバッサバッサと動く

爺「ああ、似合ってるよ、でもねゆうな羽を所構わず広げるのはやめなさい。あぶないよ」

お茶を飲みながら私に笑いかけるお爺ちゃん

いつ見ても癒される
かわいいなあ

『はーい！ごめんなさい！それじゃ、いってきまーす』

爺「気をつけるんだよ」

私は両親の写真に手を合わせて家を出た

両親は5年前に他界してそれからはお爺ちゃんと2人暮らし

少し寂しい気持ちはあるけど、それでも私を愛情いっぱいに育ててくれるお爺ちゃんが大好きだ

新しい学校生活への期待を胸に膨らませながら
私は小走りで駅に向かった

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『おおぉ、でっかいなあ』

目の前には大きな門が佇んでいる

早く着きすぎたのか、周りにはあまり生徒はいない

緊張してドキドキしている胸に手を当て門をくぐる

今日から本当に雄英生なんだ！！！
受験頑張った甲斐があったなあ

そんなことを考えながら足を進める

その先には、

どこか見覚えのあるツンツン頭の男の子が歩いていた

『…………え？

爆豪くん............？』