【ヒロアカ】爆豪くんを落とす方法１ (ページ21)

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19日目ページ21

『...で、話ってなーに？』

もしかして告白とか？
なんて、冗談まじりな想像をする

するといつもは女の子と話をするだけでアタフタしている緑谷くんが、キラキラした目で私に問いかける

緑「天羽さんって、治癒個性も使えるの？？！」

『...え？、治癒？』

何を言っているのかさっぱりだった
私の個性は翼と、光の吸収および操作だ。治癒なんて希少な個性使えるわけがない

急に言われた言葉に思考停止して、立ち尽くしていると
緑谷くんは急に早口で喋り出した

緑「治癒個性ってとても珍しくて希少なのに、翼も光も操れてそれって天使みたいだなあって思って、周りにバレたり噂が広まったりしたら、ヴィランに狙われる可能性もあるし僕は広めようたしてるんじゃなくて、この前助けてくれたときの」
　

そんな緑谷くんの話を遮るように、私は否定する

『ちょっとちょっと！！！私使えないよ？？』

緑「え、？だってこの前...『何を勘違いしているのかわからないけど、本当に使えないの！隠してるとかでもなくて！』

緑「そ、そうなの？？」

とすこし残念そうな顔をする緑谷くん
なんか、申し訳ないな...

『ごめんね！！期待に添えず...』

緑「あ！いや、僕も急にごめん！いっぽうてきにはなしちゃって..」

なんて、申し訳なさそうな顔をする緑谷くんに咄嗟に話を振る

『さ！いこ！お昼時間終わっちゃうよ！』

緑「そ、そうだね！！戻ろう！！」

2人で食堂に向かう途中も緑谷くんはずっと考えているような、腑に落ちないような顔をしていた

食堂に着いてすぐ、
私はトイレに行きたくなり緑谷くんと別れた

私は、トイレに向かうべく1人廊下を歩く

『治癒かあ〜』

使えたら便利だろうな
この個性社会の世の中で、治癒能力がある個性はとても稀だ
私は治癒のことで頭が埋め尽くされていた
ってやばいやばいトイレ長くなっちゃった急ごう

すると食堂に入るなり、警報が鳴った

『！、なに！？』

〈セキュリティー3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください〉

そのアナウンスが流れるや否や
こちらに向かって、食堂にいた生徒が一気に流れ込んできた

『うわっ、ちょ！！』

私は人混みに押されてバランスを崩す

やばいっったおれる！！！

どうにもできなくて目を瞑ると、

「っうお、」

と言う声と共に誰かに抱え込まれる