甘やかせるのが得意なknさん (ページ1)

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俺が知っている相棒の顔。ページ1

水色視点

『はぁ？大先生が風邪ぇ？』

赤いマフラーの男、トントンが放つ言葉で
みんなは驚く
大先生が風邪ひいたらしい

[そうや、俺とグルッペンとオスマンは今から隣町に行くし
誰か代わりに看病してくれへんか？]

正直言ってめんどくさい
ただあいつが風邪ひくとはな

[今日、俺とシャオロン任務なんや]
[そうそう、ごめんけど出来んわ]

[せやか．．他は？]

[俺が行く]

『え？』

俺が一言言うとみんなが驚くようにこちらを振り向く
トントンは

[シッマがしてくれるんか！なら、助かったわ！よろしくな！]

[はいはい、だから行ってこい]

行ってきますと共にドアが閉まる

[じゃあ俺らも行ってくるで]
[ういー]

適当に返事をし、扉が閉まる音と足音の音が遠ざかると
俺は立ち、相棒の部屋に行く

ガチャ

[し...っま？]

[せやで、シッマや]

大先生の顔を見るそこに映るのは顔が赤い大先生と涙のあと

[大先生]
[何．．．？]
[溜め込まんでもええねんで]
[．．．っ]
[俺はお前の相棒や、相棒の前でも強がらんでええんよ]
[．．．．．．]
[．．．．．．]

[実はなぁ．．最近仕事終わらせたんよ]
[おん]
[そこまではええねん、とんちの所に持っていこうと歩いてたら
後ろからゾムが驚かしてん]
[おん]
[でな、その時コケてしまって書類とか落としたんだよ
そこまでもまだええねん、シャオちゃんがゾムを追いかけてたらしく]
[おん．．．]
[その書類や、資料ぐちゃぐちゃにされた]
[災難やったなぁ]
[でな、と、とんち、にな、し、書類を、わ、たしたん、や、けど、
に、にが、苦笑いさ、された]
[そか]
[僕、やっぱ無能やなぁ．．．]

大先生の話を聞くとあの二人は説教で
トントンに一様の説明やな

[大先生]
[何、]
[こい、]

俺は手を広げる
ポカンとしてる大先生に言う

[少しは相棒を頼ってや]

すると大先生はびっくりしたかのように
こっちに近ずいてくる

[し、シッマ、ぼ、僕、頑張っ、頑張ったよ．,ねぇ]
[お前はいつも頑張ってるぞ、相棒]

大先生は静かに泣いていた
俺が一定のリズムで背中を叩く
すると寝息が聞こえた

俺は大先生をベットにやり
シャオロンとゾムの帰りを待つのであった

その後、シャオロンさんとゾムさんは正座させられ説教タイム
トントンさんは鬱にくっついていたんだって

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辛い時は抱え込まずに
誰かに言った方が楽になれますよ。