141話 ページ6
『正直言うと僕は怖いんだよ。伊地知が僕が与えた選択を選んで傷ついたら、死んじゃったらって』
最強が情けないね
伊地知｢五条先輩｣
伊地知の方へ顔を向ける
伊地知｢やっぱり私補助監督になります！｣
､､､､､､
『伊地知って実は性格悪い？』
伊地知｢えぇ！？違います！｣
素っ頓狂な声を上げる
いやだって僕の話聞いてもなお補助監督になりたいって､､､
なかなかにいい性格してると思うよ？
伊地知｢私は死にません！身をもって証明します！｣
気を取り直し大きな声で言う
伊地知｢人の死を、大切な人の死を目の当たりにするかも知れません。だから傷つかないとは言いきれませんが決して五条先輩のせいにしないと誓います｣
だから、
一旦区切る
伊地知｢だから私を信じてください｣
手をぎゅっと握られた
『､､､伊地知のくせに生意気』
伊地知｢す、すみません｣
焦る伊地知を見つめる
こいつがここまで自信満々に言ってのけるなんてなぁ
見かけによらない
伊地知｢､､､少し、安心しました｣
？
伊地知｢私からしたら五条先輩は雲の上の存在で、悩みなんてないと思っていました。でも貴方は普通の女性で、悩んで、苦しんで、悲しむ人で､､､私と同じでした｣
馴れ馴れしいですが親近感湧きますという伊地知に目を見開く
『､､､別に僕を責めてもいいよ。今みたいに感傷的になったりしないし』
伊地知｢え、でも、｣
『その代わり』
伊地知の手を握り返す
『絶対死なないで』
先程死なないと誓ってくれたが、やっぱり心配だった
だがらもう一度言う
息を飲む
柄にもなく緊張しているらしい
少し溜めたあと、伊地知は大きく｢はい｣と返事をした
それを聞いて微笑むA
『じゃ、僕は行くね』
立ち上がり歩き出す
だが数歩歩いたところであ、と声を上げた
足を止めるAを不思議に思う伊地知
『伊地知、僕だったから良かったけどあまり女性の手を軽々しく握るもんじゃないよ』
伊地知｢え｣
Aが言ったことを理解出来ず固まる
固まっている最中Aの耳が赤く染っていることに気づいた
それを見た伊地知もやっと言われた事を理解したのかボンッと勢いよく顔を赤くする
そのままベンチから転げ落ちた
Aはそれを見て笑った後、今度こそその場を後にするのだった
後に女性に必死に謝りながら土下座をする男がいると噂が流れることになるのはまた別のお話
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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (
レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年3月15日 12時
