最強。ー4ー【呪術廻戦】

182話 ページ47

恵side


『五条さんってオシャレに興味ありますか？』


そう自然と口に出してしまったのは2種類のピアスが目に写ったからだろう


無意識なのか、はたまた意識して触ったのか、五条さんが青と黒のピアスﾞだけﾞに触れた


ーーまたあの顔だ


遠くを見つめる目


悲しげな表情


五条さんはたまにそんな顔をする


A「これは付けろって言われたから付けてるだけで別に好きで付けてるわけじゃないよ」


けどこれ以上気づかせないように笑っていつもの五条さんに戻る(遮断する)


そこまでが一通りの流れだった


『それって､､､』


五条さんの事が好きなんじゃないか？


津美紀も同じことを思ったのか質問をした


A「津美紀の言う通り好きだって告白されたよ」


案の定そうだった


思わず顔を顰める


よく分からないけど、嫌な気持ちになったのだけは分かった


津美紀「それでその後は！？」


A「なーんもないよ。振ったから」


津美紀「えー！どうしてですか！？」


A「､､､タイミングが悪かったからかな」


好きじゃないから、とは言わなかった


津美紀がお茶を足すために部屋から出ていく


自然と2人っきりになった


2人っきりになる事なんてこれまで何度もあったのに何故か少し気まずかった


ーー俺の予想だと五条さんは触れた方のピアスを上げた男の事が好きだったのだろう


じゃないと振った側がピアスを付けてくれと頼まれたからって付け続けるはずがない


その点で言うともう1つのピアスはどういった経緯で付けたのか


いや、それより五条さんの言うﾞタイミングﾞとは何なのか


それは直接聞かないと分からないだろう


『､､､五条さん』


A「ん？」


ーーもしタイミングが良かったらその人と付き合ってたんですか？


聞こうと口を開いたのに、喉につっかえて出てこない


『､､､ーーいえ、やっぱり大丈夫です』


何故か聞いてはいけない事だと思った


五条さんを悲しませる気がした


A「そう。だったらいいけど」


いつも深く聞いてくる五条さんが今日に関しては聞いてこない


それが何より聞いてはいけないという証拠だった





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〜備考〜
話し方とか考え方とか小一に思えないけど恵くんは達観してるしまぁこれぐらい大丈夫かな、と
大丈夫じゃない、？大丈夫だろ(自己完結)
恵くんはAさんが未だに甚爾さんを好きだと思っている(勿論相手が甚爾さんとは知らないよ)

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