176話 ページ41
『分かったらお互いが満足するまでちゃんと話し合ってきな』
恵くんを降ろす
離れようと足を後ろへやるが、、、恵くんが服を掴んでいた
『、、、どうしたの?』
最初にあった時と同じ状況だと思った
嫌な雰囲気
恵「アンタも約束された明日があるって信じてたのか?」
意を決したように言う
『どうしてそう思うの?』
この感情に気付かれないように笑顔を゙作る゙
恵「、、、アンタ自分が思ってるより笑顔下手くそ」
ーーだが次の瞬間に笑みが消えた
゙A゙
頭に傑の声が反響する
『恵くんってさ、馬鹿だよね』
恵「は!?こっちは心配して、!」
僕の事嫌いなくせして心配って、、、
やっぱ゙お人好じ馬鹿じゃん
『さっきの質問だけど、恵くんの予想は不正解。゙信じてなかったよ゙』
恵「、、、でも、」
『ほらほらー。早く行ってあげな』
津美紀ちゃんがいる部屋に行くよう促す
恵くんは何か言いたげに数秒僕を見つめた後、部屋の方へ足を進ませた
恵を見送った後、Aの顔から再び笑顔が消える
゙あんたも約束された明日があるって信じてたのか?゙
あぁそうだよ。お前の言う通りだ
勝手に信じてたよ
傑が゙私゙の前から消える事なんかないってな
1年後だろうと10年後だろうと隣に居るもんだと思ってた
゙言っとくけどそれはただの願望だよ。約束された明日なんてものはない。ある日突然いなくなる、なんてざらにある゙
『ハハッ、、、ブーメランかよ』
しかも何だよ゙ある日突然いなくなる゙って
普通そこは亡くなるだろ
完全に傑のこと言ってんじゃねぇか
深いため息をつく
僕が過去の恋愛で一喜一憂するのはまだまだガキだからだろうか
早く大人になりたい
壁に凭れ、そうボヤいた
1時間経ってようやく2人が出てきた
少し疲れているようだがどこかスッキリしている
無事話がついたみたいだ
『ちゃんとお互い納得した?』
津美紀「はい、、、すみません」
迷惑をかけたと思っているのだろう
津美紀ちゃんが謝る
頭に手を置いた
『謝らなくていいよ。そもそも僕が持ち込んだ話だからね』
またもやクイッと引っ張られる
恵「、、、色々ありが、と」
照れくさそうに目を逸らしながらお礼を言った
その様子に笑みを浮かべる
『゙恵゙』
恵「え、」
バッと勢いよくこちらを見る
『敬語使おっか♡』
恵「、、、やっぱアンタ嫌い」
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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時