140話 ページ5
『いくら帳の外で待機するからって呪霊の近くにいることは変わりないんだし
やっぱある程度の実力はないと、なんて言ってヘラヘラ笑う
伊地知「、、、五条先輩」
『何?』
怒ったか?
それとも悲しんでる?
流石にここまで言えば諦めるだろう
そう思っていた、、、が、
伊地知「本音で話してください」
伊地知は予想とは違い俺の本心を見抜いた
さっきまで顔を強ばらしていたとは思えないほど真剣な顔つき
目を見開く
『、、、本音だけど?』
今だけはサングラスをかけて見えにくくなっている事に感謝した
伊地知「嘘です。あなたは意味もなく自分の言った事を取り消すような人じゃない。あなたは自分の言葉には責任を持つ人だから」
『伊地知とはまだ2回しか会ったことないよね。僕の何が分かるの?』
純粋に疑問だった
伊地知がそこまではっきり言える理由ってなんだろう
伊地知「それは、、、分かりません」
『は』
ポカーン
伊地知「で、でも!根拠がなくても自信はあります!」
、、、、、、
シーン
伊地知「、、、やっぱりダメでしょうか?」
その一言で限界だった
吹き出す
『ははっ!根拠がないのに自信はあるってバカじゃん!期待して損した!』
腹痛てぇ、と腹を抑えながらゲラゲラと笑う
伊地知「うぐぅ、、、」
伊地知が顔を赤くする
『、、、僕が選択を与えたことで伊地知が傷つくのが嫌だったんだよ』
ひとしきり笑った後話し出す
伊地知「傷つく?」
『、、、実は後輩に僕に出会わなければ、なんて言われちゃってね』
伊地知「どうしてそんな事を、?」
『僕がそいつに呪術師にならないかって誘ったんだよ』
伊地知「!」
伊地知が察したのか顔を暗くさせる
『僕が誘わなかったらそいつは辛い思いせずに今も楽しぐ普通゙を過ごしていたかもしれない』
伊地知「でもそれを選んだのはその人自身で、、、」
『確かに選んだのはそいつだけど゙選択肢゙を与えたのは僕だ。そもそも選択肢がなかったらそいつが呪術師を選べるわけが無い』
伊地知「その人も呪霊が視える訳ですし、いつかは呪術師になる可能性だってーー」
『゙可能性゙』
伊地知「え?」
『僕が呪術師の存在を教えなければ゙可能性゙という言葉で済んだんだよ』
けど教えた事によって呪術師の道がより明確になった
可能性では済まなくなった
355人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「女主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時