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173話 ページ38

『さてと、』


2人を見送り後ろを向く


直哉は暗い顔のまま突っ立った状態でこっちを見つめていた


直哉「、、、もう、喋ってええか」





゙直哉、悪いけど少し大人しくしで


、、、あぁなるほど


さっき言った事を律儀に守ってくれていたのか


『直哉さ、私が質問した時゙イライラした時にたまに゙って答えただろ』


直哉「、、、それがどうしたん?」


『ちょっと安心した』


直哉「、は?」


何故だと言わんばかり表情をする


『普段から暴力奮ってた訳じゃねぇんだなって、、、変わったんだなって』


目を見開く


今気付いたのかよ


『ま、暴力奮ってることには変わりないし、それに関しては嫌悪感抱かざる得ないけど』


直哉「ウッ」


狼狽える


直哉「Aちゃん、、、今回の事で俺の事嫌いになった、、、?」


不安気にこっちを見つめる直哉


いつもの強気な面影など、一切無かった


『別に』


直哉「!」


『お前がそういう奴ってことは前から知ってたし、今更それを再確認して嫌いになんかならねぇよ』


直哉「、、、さよか」


ホッと息をつく


『でも、理不尽な暴力・暴言はしないと誓え』


直哉の手を握る


『お願いだ』


真剣に見つめるA


その様子に直哉は息を飲んだ


直哉「、、、勿論や。Aちゃんに嫌われたくあらへんからな」


『自分の言葉には責任持てよ』


今ば僕に嫌われたくない゙という理由でいい


いつか自分自身がそんな事をしたくないと思ってくれれば。


パッと手を離す


『そんじゃ帰るから。またな』


直哉「、、、正直意外や」





『何が?』


直哉「簡単に俺を信じるんやなって、」


『、、、まぁ確かにお前の信用度は地の底だよな』


直哉「、、、、、、」ガンッ


『けど、私を好きすぎることに関しては凄く信じてる。私に嫌われたくないだろうし変に嘘をつかねぇだろ』


そこに関しては信用度MAXだ


僕の言葉を律儀に守る奴を疑わねぇよ


ニヤと笑う


その一言に直哉は片手で顔を覆った


直哉「、、、Aちゃん言うようになってきたな」


『お前のせいだろ。自業自得』





ーーーーーーーーーーーー
〜備考〜
今更ですが、直哉ど2人゙になった時だけ「私」です。硝子ちゃんや、今回で言うと真希ちゃん、真衣ちゃんが隣にいる時は「僕」です。気を抜いた時に「私」が出ないように心の中は常に「僕」

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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時

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