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172話 ページ37

真希side


A「ふはっ」


Aの笑い声が聞こえた


真依を見てみると光惚した様子で前を見つめていた


チラリ視線を戻す


次の瞬間目を見開いた


『、ーー、、、』


言葉が出ない


だって、あまりにも優しく笑うから


無邪気に笑うから


今まで真依意外に笑顔を向けられたことなんてなかった


御三家にまだこんな綺麗な笑顔が出来る奴がいたのか


改めてしっかり姿を映す


透き通る肌


艶やかな白髪


青い瞳は吸い込まれそうなほど淡く光る


その六眼で私たちがまともな呪力、術式を持っていないと分かっているはずなのに見下さない所か優しく笑いかける


私を1人の人、゙禪院真希゙を写してくれる


まだ会って5分も経っていないのに直哉が惚れたのも分かると納得した


頭を撫でられたのは初めてだった


頭を触られるとしたら叩かれる、殴られる、もしくは引っ張られる時だけ


だからーー


思わずしがみつく様に抱きついたのは仕方ないと思う





























Aside


『え』


真希の反応が可愛くて笑みを隠せないでいたAが驚きの声を上げる


当然今まで子供に抱きつかれたことなんてない


故に、


彷徨う手


どうすればいいのか分からない


、、、抱きしめ返せば良いのかな、?


ギュッ


ピクリと真希の肩が跳ねる


だが抵抗されることは無かった


合ってる、、、ってことでいいよね


真依「、、、、、、」モジモジ


視界の端に真依が写る


少し恥ずかしげに顔を頷かせていた


恐る恐るもう片方の腕を広げる


『真依』


真依「、、、!え、あ」


『おいで』


真衣「!、、、はい!」


元気な返事と共に駆け寄ってくる


飛びつく形で真依も僕の腕の中に収まった


まだ小さくて、簡単に壊れてしまう存在


僕が、守らないと


何分だろうか、暫く経った後2人を離す


『そろそろ帰らないと』


真依「あ、、、そう、ですよね」


真希「、、、、、、」


キュン


そういう顔しちゃうかぁ〜〜!


何でここまで懐かれたのかは分からないけど正直行って悪い気はしない


頭を搔きながら考える


禪院家は嫌いだしもう来る気は無かったけど、、、


ーー真希と真依に会うために来るのは悪くないな


『よし。じゃあもう1つ約束しよう。また近いうちここに来る』


「「!!」」


『その時に僕と遊ぼう』


パァァァァ


真依「うん!約束!」


うん。可愛い


真希「、、、しゃーなしな」


素直じゃない

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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時

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