171話 ページ36
真希side
A「無理に許す必要は無い。はっきり言って胸糞悪いしね」
ため息をついて眉間に皺を寄せながら言う
A「ここは理不尽な事多いだろうし大変だと思う。でも自分を殺すような事はするなよ」
「僕との約束」と言いながら私達を見つめる目は真剣で、決して巫山戯ていなかった
ギュッと胸が締め付けられる
、、、私、嬉しいのか
゙禪院真希゙を見てくれている事実に
A「初めまして。僕は五条A。一応直哉の婚約者って事になってる。よろしくね」
改めて、と自己紹介が始まる
「『五条A、、、』」
名前を本人から聞いたことによって更に実感が湧いてきた
私、本当に五条Aと話しているんだな
まるで芸能人と話している感想のようだが、゙落ちこぼれ゙と言われている私からしたら呪術師最強である五条Aは雲の上の存在だし、しょうがないと言えばしょうがない
私と真依も自己紹介をする
『アンタに、』
A「名前教えたでしょ」
、、、、、、
『、、、Aにずっと会ってみたかった』
いきなり名前呼び+呼び捨ては攻めすぎただろうか
だが私の心配は杞憂なようでAは平然としていた
当然何で?と質問される
『死ぬまで腐った性格だと思ってた奴を変えたから』
意を決して正直に答える
直哉「真希ちゃん。言い方には気をつけよか」
案の定直哉は青筋を立て怒った
怖くない、と言えば嘘になる
でもこれで萎縮していたらこの先自分の力で生きていけない
だから後悔はしていない
後悔はしていないけど、
体は正直で、カタカタと小刻みに震えた
耐えるため手に力を入れる
A「直哉、悪いけど少し大人しくして」
誰かに助けてもらわないと生きていけない
Aの一言に力が抜けた自分に嫌でもそう再認識してしまった
あぁ、悔しいな、
顔を伏せる
A「真希」
さっきの名残りで肩が跳ねる
何だ、、、?
顔をゆっくりとあげた
A「嫌いなのは分かるし、許さなくていいとも言った。でも直哉は紛れもなぐ次期当主゙であり確かな゙実力゙がある。それなりに礼儀は身につけた方がいいよ」
頭をポンポンと撫でられる
A「それが真希のためにもなるから」
、、、本当に私のために言ってる
直哉の為でもなく、自分の身の為でもなく、私を心配して言ってる
『、、、フン』
こんな感情を向けられたのは初めてで、思わず生意気な態度をとってしまった
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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時