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163話 ページ28

直哉「うぐっ、いや、でも、、それでこれとは違うって言うか、」


やっぱり癪なのだろう


顔を顰めて黙り込む


『マジでなんなのお前』


怒り通り越して呆れてきた


そこであ、と閃く


『お前さっき関係ないって言ったけどもしかしたらお前の将来に関わるかもよ?』


直哉「、、、どういう事や?」


『あいつ禪院家の゙相伝゙引き継いでる』


直哉「!、、、ほんまか?」


六眼(僕の目)で見たんだ。間違いない』


Aのその言葉を聞いて禪院の体が震え出す


恐怖で震えているわけでも泣いているわけでもない


その感情はーー


直哉「ふざけんなや」


怒りだ


ビキリと青筋が立つ


直哉「禪院家(アイツら)それ分かって恵くん買い取りやがったな。余程俺の事当主にしたくないみたいや」


教室中殺気が充満する


硝子「うわっ」


今まで静かに話を聞いていた家入だが、あまりの面倒くささに思わず声が漏れた


『当主になりたいお前にとってば相伝゙引き継いでる奴が禪院家に来られたら困るんじゃねぇか?どうする?直哉』


更に煽るように問う


直哉「Aちゃん性格悪いわ、、、」


ガジガジと頭を搔く


直哉「これじゃあ協力するしかないやん」


深いため息を着く


『さっすがー。よろしくね?次期当主様』


脅したくせに流石と褒めるAを恨めしく思うも、笑顔を向けられ何も言えない禪院だった





























禪院家の門の前で佇む2つの影


言うまでもなくAと禪院だ


今日は交渉の日


まぁ交渉と言っても断られたら物理的に行く気だけど


『行くーーぞっ!?』


足を1歩踏み出した時、引っ張られた


『何だよ』


訝しげに見る


直哉「その格好何や?」


『何って、、、』


Aの今の格好は着物姿である


綺麗に整えられた髪


Aの瞳と同じ色の髪飾り


薄くした化粧


正装のAはとても綺麗だった


見慣れない禪院は少し目を逸らして聞いた


『あぁなるほど』


聞きたい事が分かったのか自身の格好に目を向けた


『どこから流れたのか親父に私が禪院家に行くのがばれて着替えさせられた。多分婚約者として挨拶に行くって勘違いしたんだろうな』


余計なお世話だっつーの


だからといって抵抗したら嘘の婚約者ってバレて面倒くさくなるのは目に見えて分かったから何も言わなかったけど


結婚とかしたくねぇししょうがない


直哉「(お父様グッチョブ!)」

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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時

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