136話 ページ1
『、、、久しぶりだな』
灰原が死んだ日から七海とは会っていなかった
つまり約半年ぶりの再開である
七海「灰原の墓参りに来てくれたんですね」
『そりゃあ可愛い後輩のためだしね』
七海「よく言いますよ。あれだけ苦手だと言っておいて」
持ってきた花を添えながら話す
あれでも僕なりのアイジョー表現だよ
七海「五条先輩は、何のために俺がいると思いますか」
突然そう聞かれた
『何のため、、、?』
七海「
まずい
何故かそう思った
『おい七海』
七海を止めようと呼び掛ける
七海「家入先輩から聞きました。教師になるんですね」
だが七海は止まらない
七海「あなたがそんな事をする必要ってなんですか?新しい呪術師を育てる?呪術師は
゙僕だけで十分゙
いつも僕が相談した時、肯定してくれた七海からの否定の言葉は予想以上に突き刺さった
ジュクジュクと嫌な音を立てる
喉がカラカラと乾いた
七海「何故、俺を呪術師に誘ったんですか?もしあなたに出会わなければ俺はーー!、、、あ、、」
何を言おうとしたのかは分かった
分かってしまった
重苦しい空気が流れる
七海「五条せんぱ、」
『七海』
七海から何か言われるのが怖くて、思わず言葉をかぶってしまった
『僕1人が強くてもダメなんだよ』
笑顔を作る
『だからお前の存在は必要だし、呪術師を育てる必要も僕はあると思う』
七海が顔を歪める
今、七海が何を思ってそんな顔をしているのか分かんないけど、、、僕が原因なんだろうな
罪悪感が募る
『呪術師に誘った事は、、、ごめん。お前も僕と同じ呪術師になってほしいってわがまま思っちまったんだ』
七海は静かに聞く
呆れたのかな
『お前の言う通り僕と出会わなければ七海は傷つかなかったかもな。ごめん』
もう一度謝る
『゙私゙そろそろ行かないといけねぇから、じゃあな』
七海「五条先輩、、、!」
走り出すA
手を掴もうとする七海を振り払う
パシンと乾いた音が響いた
『ごめん』
早くこの場からいなくなりたかった
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胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 好きです(唐突な告白) (2022年1月9日 3時) (レス) @page22 id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!自分の作った作品をそんな風に言って頂けてとても嬉しいです(*^^*)これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く楽しめました!!。成り代わり作品は、大好きなのでこの作品も凄く好みで良かったです。これからも無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年3月21日 15時) (レス) id: 98ce85bdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2021年3月15日 12時