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6話 ページ8

「じゃあな。もうこんなとこ来るなよ」


そう言って俺の横を通り過ぎる


嫌だ。まだ行って欲しくない


何故か分からないが自然とそう思い、自然と手を掴み女の子を引き止めた


「何だよ。゙これ゙」


イラついたのか更に口調が荒くなる


これ、と言われても自分でも分からない


でもこの子とまだ一緒にいたい欲が膨れあがるのを感じた


取り敢えず話をしなければ行ってしまう


『夏油傑』


「は?」


『夏油傑。俺の名前だ』


そこで初めて目が合った


ドクンっと心臓が跳ねる


その綺麗な青い瞳に更に惹き込まれた


この子と仲良くなりたい


そう思い、親しみやすいように笑顔で話す


だが返って距離が出来てしまった


いつも愛想笑いばかりだったからな、、、


不自然な笑みだったのだろう


笑顔は逆効果だったみたいだ


『君の名前は?』


「、、、五条A」


A、、、


心の中で繰り返す


『Aね』


名前を呼ぶと更に顔を歪められた


素直な性格だな


A「私もう行くから」


『あ』


待って、そういう前にAは目の前から消えた


『行ってしまった、、、』


俺は先程の言葉を思い出す


゙弱い奴は好きじゃねぇ゙


強くなれば次こそ笑顔を見せてくれるかな


『次会う時までに強くなろう』


子供ながら目標が出来た


゙Aの笑顔を見るために強くなる゙


それはまるで゙好きな人゙に向ける言葉


だが夏油はまだ気づいていなかった


夏油がこの恋心に気づくのは約8年後になるだろう


夏油は少し笑うと家に帰ろうと路地裏を後にしたのだった









その頃知らず知らずのうちに夏油の初恋を奪ったAは謎の悪寒が走り身震いをしていた







ーーーーーーーーーーーー
〜備考〜
今は夏油さんのことを気持ち悪いと思っていますが、後々大事な親友になりますのでそこは心配なさらず

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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます!甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜!!!!出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年1月25日 3時

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