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39話 ページ42

名前を呼ばれた時には既に夏油の腕の中だった


『げ、とう、、、』


助けに来てくれたことに驚き言葉が詰まる


夏油「だから言っただろ。周りをよく確認しろって」


『、、、うるせぇ。遅せぇんだよ』


私の言葉を聞いて夏油が微笑む


夏油「それぐらい軽口が叩けたら大丈夫だな」


夏油は私を優しく地面に降ろす


夏油「、、、見た感じ2級だな。Aはここで大人しくしといてくれ。私が祓う」


私を背に、呪霊を見つめる


『そいつ、気配を消すのが上手い。1度見失うと見つけるのは大変だぞ』


夏油「任せろ」


やけに背中が大きく見えた


本当にあの時4級程度に怯えていた奴なのか


゙強くなっても好きになってくれないじ


あぁ、そうか


私の為に強くなってくれたのか


変に自惚れそうだ


夏油が呪霊を出す


あんなに気持ち悪いと思っていた呪霊操術が今はすごく頼もしく感じた


呪霊が祓われるのを最後に私の視界は暗転した















次に目を開けた時、最初に目に入ったのは天井だった


硝子「目、覚めた?」


『、、、硝子』


体の調子は?と硝子が聞いてきたので問題ないと応える


『夏油は、、、?』


その言葉を聞いて硝子がにやりと笑った


硝子「仲直りする気になった?」


少しの沈黙の後、頷いた


硝子「割と早かったね」


『私も思う』


でもあんな事されたらするしか無いだろう


起き上がる


硝子「もう行くの?」


『今がいい』


硝子「ははっそっか(あいつ一体何したんだか)」













階段に座る夏油を見つけた


『夏油』


夏油が振り返る


夏油「もう怪我は大丈夫なのかい?」


『あぁ』


隣に座りながら応える


夏油「そうか」


シーン


やべ


何から話せばいいか分かんねぇ


『「なぁ/ねぇ」』


被る


『「、、、」』


『先に言えよ』


夏油「いや、Aからで構わない」


『、、、悪かった』


夏油がこちらに視線を送る


『きしょいって言った事とか、初任務の事とか、、、』


夏油「、、、いや、私の方が悪かった。君の言う通りこっちが勝手に期待して理想を押し付けていた」


お互いに謝る


『後、守ってくれてありがとう』


夏油の目が開かれた

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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます!甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜!!!!出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年1月25日 3時

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