最強。ー1ー【呪術廻戦】

24話 ページ26

朝日が目をかすめて目が覚める


『、、、気分最悪』


こんなにも目覚めが悪い朝は始めてだ


目も腫れぼったいし


家に帰った後私は直ぐにベットに潜り込んだ


稽古は勿論サボった


あれは一刻も早く離れる嘘だし、稽古を出来るほど冷静な頭は無かった


あぁでも


『しばらく甚爾に会えないのか』


やっぱりもう少し顔を見て、何気ない会話で甚爾と一緒に笑っていたかった


あのまま居たら甚爾に涙を見せることになっただろうから選択権などなかったけれど


『甚爾、甚爾、、、』


名前を呼ぶ度胸が締め付けられる


胸元を抑えた


ﾞ初恋は実らないﾞ


誰かが言った


今はその言葉を消し去りたい


















しばらく経ってようやく少し落ち着く


ﾞ伏黒ﾞ


『婿に入ったって言ってたな』


どうしても禪院の名を捨てたかったのだろう


まぁ、私利私欲の塊みたいな親父がいるしな

、、、

ふと思いつく


















五条甚爾


、、、


あぁあ！！何だこれくそ恥ずかしい！


というかこんな事考えてる自分がキモイ！！


『くそ、、、』


膝に顔を埋める


甚爾の事となると自分らしくない事を考えたり行動したりしてしまう


恋って厄介だ


好きって厄介だ


愛って厄介だ


ﾞAﾞ


、、、甚爾って厄介だ


『早く忘れてしまいたい』


そう言っていっそう強く顔を膝に沈ませた





















夕方から寝ていたのもあって早くに目覚めたため、今の時刻はいつも使用人が起こしに来る2時間前だった


目は完全に覚めていて二度寝は出来そうにない


『抜け出すか』


そうと決まればあとは早い


あっという間に外だ


空は私の気分とは反対に晴れていた


太陽がうっとおしく感じる


甚爾とは絶対に会わない場所がいいな


甚爾が行かない場所といえば、、、















公園だな


うん、そうだ。公園にしよう


子供があんまり好きじゃないから絶対来ないだろう


前から気になってはいたし丁度いい


確か、、、あっちか


私は公園がある方へ足を進めた

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