22話 ページ24
ーーーあの誕生日から約2年後
私は11歳になった
甚爾「早く食べねぇと冷めるぞ」
私たちは相変わらず一緒にいる
甚爾に変わった所はない
ないが、あの時のように距離を詰めてこなくなった
必要以上に私に触れようとしない
触ったとしても頭を撫でるぐらいだ
少し寂しいと思う私はまだ甚爾の事を諦め切れていないのだろう
というかこいつが妙に優しくするのが悪いと思う
じろりと見る
甚爾「何だよ」
『何でもねぇよ』
届いた料理を食べるのに集中する
甚爾「お前を今日呼んだのは大事な話があったからだ」
真剣そうに言う甚爾
甚爾「嫁が出来た」
カラン
手に持っていたお箸が落ちる
甚爾「婿に入ったから苗字も変わって伏黒になる」
『、、、へ、へぇ。良かったな！』
笑え
『お前を貰ってくれる物好きいたんだな』
笑え
『たっく、急にそんなこと言うから思わずお箸落としちまったじゃねぇか』
笑えーーー！
しゃがんでお箸を探す
やば、視界が歪んで上手く拾えない
甚爾「だからしばらくは顔出せねぇ」
ピタリと体が止まる
『ははっ。別にいいって』
ああ、これ以上は無理だ
『甚爾。そう言えば私これから稽古があるんだった。サボってもいいけどそろそろクソ親父が煩くなってきたし今日は大人しく帰るわ』
お箸を机に置いてにっこりと笑う
『残りは悪いけど食べといて』
甚爾「おう。分かった」
『嫁、大事にしろよ』
甚爾「あぁ。ありがとう」
一刻も早く離れたくて勢いよく駆け出す
『ふっ、うぅ、、』
1度でた涙は簡単には止まらない
分かっていた
いつかはこんな日が来るだろうと
ﾞ、、、へ、へぇ。良かったな！ﾞ
嘘。全然良くない
ﾞお前を貰ってくれる物好きいたんだなﾞ
嘘。甚爾ほど私に寄り添ってくれた奴なんて居ない
嘘。嘘。嘘。嘘。
嫁なんか本当は居ねぇって言えよばかぁ！
『嘘は得意だろ、、、』
甚爾side
なんで、あいつ傷付いた面してんだ、、、
ガジガジと頭を搔く
期待しちまうだろ
好きの気持ちに蓋をしたのにも関わらずあいつへの思いは収まるどころか日が経つにつれて大きく膨れ上がっていった
だから嫁をつくってまでわざと突き放すようなことを言った
本当は会おうと思えばいくらでも会える
『やっぱ俺最低だな』
ﾞ甚爾さんって別に私の事好きじゃないでしょﾞ
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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます！甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜！！！！出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年1月25日 3時
