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12話 ページ14

どことなく甚爾に似ている


甚爾「、、、クソ親父」


さっきまでの雰囲気が一変して空気が張り詰める


いつでもニヤニヤしている甚爾とは思えないぐらい今の甚爾は酷く冷たかった


いや、いつもの甚爾も決して優しくなかった


どんなに笑おうがいつも警戒して本当の自分を見せようとしなかった


その証拠に1度も私の名前を呼んだことがない


隙を見せたこともない


私の事を微塵も信用なんかしちゃいなかった


ーーーーいや、それは私もか


甚爾「何しにここに来やがった」


「ふん。思い上がるな。お前なんぞに会いに来たわけではない。ここを通ったのはたまたまだ」


そこまで言って次は私に視線を移した


「お前の子供か?」


『はぁ?もがっ』


的外れな言葉に思わず声を出すと口を塞がれた


「アホ。御三家の五条家が、しかも゙六眼゙を持ってるお前がここに居たら可笑しいだろ。俺に合わせろ」


小声で話す


甚爾「だったらなんだってんだよ」


「外をほっつき回ってるかと思えば女と遊んでいたのか」


ハッと鼻で笑う


「まぁ、お前のような゙落ちこぼれ゙は女しか相手にしないだろうな」


甚爾「、、、」


甚爾の拳が震える


力いっぱい握っている手からは血が流れていた


「失敗作を作ってしまって心が痛むよ」


ブチ


















『ペラペラとうるせぇんだよザコ』


切れたのは甚爾ではなくAだった


何故こいつを悪く言われて切れているのかは私でも分からない


でも凄く不快だった


「な、大人に対して何だその口の利き方は!」


『敬って欲しいなら敬える大人になれよ』


次は私が鼻で笑う番だった


甚爾「おい!」


『黙れ甚爾。私は今頭にきてんだよ』


男から目を離さず言う


「ッ流石はお前の子だな。生意気差は1級品だ」


『おいクソジジイ。こいつのこど落ちこぼれ゙っつったか?てめぇの目は節穴かよ』


「そいつは呪力が一切無いんだぞ!落ちこぼれだろう!!」


『アホぬかせ。私はな、こいつを信用なんかしちゃいないし、信頼もしていない。でもなーー』


あぁ、そうか


なんで私がこんなに怒っているのか分かった


『こいつの゙強ざは信用してる』


この゙五条A゙が信用してやってる゙強ざをこいつば落ちこぼれ゙だと否定した


それって私を否定したと同じじゃねぇか?


だから頭にきたんだ

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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます!甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜!!!!出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2021年1月25日 3時

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