慈しい百陸拾壱 ページ11
藤の花の家紋に着き、獪岳さんが扉を開けた
『あの、もう下ろしてもらって大丈夫ですよ』
獪岳「嘘つけ。まだ体動かせねぇだろ」
バレてる、、、
「鬼狩り様。いらっしゃいませ」
『夜分遅くにすみません』
獪岳「今すぐ医者を呼べるか？コイツが毒を吸ってるんだ」
『い、いえ！大丈夫です！夜に呼びつけるのはモゴッ』
口を押さえつけられた
獪岳「頼む。あと、女の医者も呼んでくれ」
！！
「かしこまりました。それでは部屋に案内します」
『わざわざ女性の方を呼んでいただき、ありがとうございます』
獪岳「それぐらい当たり前だろ」
『当たり前、、、そうか当たり前か、、、』
獪岳「おい、まさか今まで男の医者に診断してもらってたのか？」
『まぁ大体は』
獪岳さんがため息をついた
獪岳「ほんとにてめぇは馬鹿だな。そこまでくると尊敬するぜ」
『失礼ですね』
ムッとする
『というかいつまでおいとかてめぇなんですか！まだ一回も名前で呼ばれてませんよ！』
獪岳「お前の名前知らねぇし」
『えぇ！？竈門炭治郎と名乗りましたよね！？』
獪岳「それ、本名じゃねぇだろ」
！！
獪岳「何でそんなに嬉しそうなんだよ」
『名前で呼んでくれるんですか！？』
獪岳「、、、機嫌がいいうちに教えろ」
否定しないってことは呼んでくれるのか
『では改めまして、俺の名前は竈門Aです！よろしくお願いします！』
獪岳「、、、よろしくA」ﾎﾞｿｯ
『はい！』
医者に診断してもらうと、軽い痺れだけのようで、遅くても明日には毒が抜けるそうだ
一通り診断を受けた後、体も少しづつだが動けるようになったのでお風呂に入り、部屋に戻る
『獪岳さん。診断どうでしたか？』
獪岳「出血は酷いが傷は浅いから明日には塞がる」
刀の手入れをしながら話す
良かった、、、
『あ、獪岳さんもお風呂に入ったんですね』
獪岳「あぁ」
ポタリと髪から雫が落ちた
獪岳さんが刀から俺に視界を移す
獪岳「ちゃんと拭けーー」
その瞬間固まった
『獪岳さん？』
顔の前で手を振るが反応しない
？？
どうしたんだ？
獪岳「お前、、、その格好」
『あぁ、女の格好したことに驚いたんですね。流石に寝る時はサラシ外しますよ。獪岳さんには女ってバレてますし』
獪岳「(顔立ちはいいと思ったが、ここまで、、、というか髪が濡れてるせいで色っぽさが加わってーー)」
ｶﾞｼｯ
頭を捕まれ吹かれる
獪岳「早く吹きやがれ！」
痛い
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眠いちゃん - 書きたいのでもう一回コメント失礼します …善逸の視点が面白くて神ですガチでありがとうございます (2023年1月4日 23時) (
レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 尊○しそう…萌える← (2023年1月4日 23時) (レス) @page12 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» 続いてますよ！ (2020年7月21日 7時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - すみません、誤字りました… (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - リクエストってまだ続いたますか？ (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2020年5月12日 4時
