【鬼滅の刃】日本一慈しい鬼退治 参

慈しい百卌玖 ページ49

『藤の花の家紋に行って治療しましょう！』

不死川「大した怪我じゃねぇし血も止めた」

『でもほっといたら傷痕が残ります！』

不死川「気にしねぇ」

『っ、、、』ｼｭﾝ

不死川「グッ、、、」

こいつ分かってやってんのか！？

『お願いします、、、』←上目遣い

分かってねぇんだろうなァ、、、！！

『、、、』

不死川「、、、」

『、、、』

不死川「はぁ、、、分かった」

『！！ありがとうございます！』

これが惚れたもんの負けって奴かァ、、、

ルンルン気分で前を歩くAを見ながら不死川はまたため息をつくのだった









Aside

『正吉さん。奥さんの仇は打ちましたよ』

家を出る前に正吉さんに一言告げる

正吉「！！ほ、本当ですか！？」

『はい！』

正吉さんの瞳から涙が零れる

正吉「ありがとうございます、、、！」

『いえ、正吉さんが怪我せず任務を終えられて俺も良かったです』ﾆｺｯ

正吉「！！」

『どうかしましたか？』

正吉「いえ、失礼ですが男の人の割には可愛らしい笑顔をしてらっしゃるんですね」

『え、そ、そうですかね、、、？』

赤くなるな赤くなるな

今の俺は男だ、、、！！

ｸﾞｲｯ
後ろにいた不死川さんに手を引っ張られる

不死川「すいませんが、俺たちはここで失礼します」ﾆｯｺﾘ

ｸﾝ
ん？なんか怒った匂いが、、、

いやでも笑ってるし気のせいか、、、？

正吉「え！もうですか！？まだ夜ですし、今日は泊まっていただいても、、、」

不死川「いえ、任務は終えました。いつまでもお世話になっていただくわけにはいけません」

正吉「そ、うですか、、、仕方がありませんね。二人ともお元気で。本当にありがとうございました」

正吉さんが頭を下げる

『こちらこそ！お世話になりました！』









『あの、不死川さん、、、』

不死川「何だ」

『いつまで手を繋ぐんでしょうか、、、』

視線を移すとガッチリと繋がれた手

離そうにも離れない

不死川「アイツらとは手を繋げて俺とは無理なのかよ」

『いえそういう意味じゃ、、、』

不死川「それに、まだ鬼が活動する時間帯だ。鬼舞辻が現れるかもしれねぇし手は繋いだ方がいいだろォ」←ただ単に繋ぎたいだけ

た、確かに！！←そしてその嘘に騙される純粋

『分かりました！』

不死川「(いや少しは疑えよ。こいつの事がだんだん心配になってきた、、、)」

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