慈しい百卌弐 ページ42
伊黒「炭治郎、あっちの甘味処へ行こう」
『うん!』
柱に敬語を使わないのは少しばかり抵抗があるが、何とか慣れることが出来た
というか伊黒さんの炭治郎呼びの方が慣れない
椅子に座ると、店員さんがお茶を置く
『ありがとうございます!お兄ちゃんどうぞ』
伊黒「ありがとう」
「あら、兄弟だったの、、、そうなら気をつけた方がいいわ」
ピクッ
俺と伊黒さんが反応する
伊黒「それはどういう意味で?」
「ここ最近兄弟ばかりが行方不明になるのよ。しかも、兄弟がいなくなる時、必ず鈴の音が山の方から聞こえるみたいで、、、不気味なのよねぇ」
『なるほど、、、ありがとうございます!』
伊黒「山へ向かうぞ」
『分かりました。伊黒さん、手を繋ぎましょう!』
伊黒さんがその場でずっこける
伊黒「何故分かりましたから手を繋ぐことになる」
『さっきの甘味処で思ったんですが、当たり前ですけど俺たちは似ていないので鬼にバレないよう手を繋いだ方がいいと思いまして、、、』
伊黒「、、、仕方ない。手を出せ」
『はい!ご協力ありがとうございます!』←冨岡と手を繋いだことで、任務の場合手を繋げれるようになった天然
伊黒「、、、っ(心臓が煩い。何なんださっきから、、、握った手が熱い、、、顔も沸騰しそうだ)」
??伊黒さん、俺の顔を見てどうしたんだろう?
伊黒「(違う。俺は信じないぞ。こいつに対して微塵も恋情など抱いてない。これは気の迷いだ)」
チリン
「『!!』」
今、鈴の音が、、、!!
伊黒「竈門、聞こえたな」
鬼にバレないよう声を小さくする
『はい』
クン
鬼の匂いがする。けど、鬼以外にも匂いが、、、
ガサッ
その時、後ろから人がでてきた
やっぱり人!!
しかも見た感じ兄弟だ
『伊黒さん』
伊黒「あぁ」
男の子たちに近づく
『ねぇ、君たち。大丈夫ーー』
顔を見た時、唖然とした
゙無゙なのだ。何の感情もない
あわてて肩を揺する
『大丈夫か!?』
「、、、え、、、あれ?お兄ちゃんたち誰?」
戻った、、、
『どうしてもここに来たんだ?』
「どうしてって、、、何でだろ?兄ちゃん分かる?」
「いや俺も分からない、、、鈴の音が聞こえたと思ったら気づいたらここに、、、」
鈴の音!!
伊黒「操られていた可能性が高いな。血鬼術か、、、?」
クン
鬼の匂いが濃くなった
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眠いちゃん - 色々と尊い (2023年1月4日 23時) (レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年5月7日 12時) (レス) id: 6f79f7da2a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部読ませて頂きました!!無限列車編が楽しみです! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 379dd4f6ed (このIDを非表示/違反報告)
紅羽瀬 - はじめまして!前々作から読ませて貰ってます!話めっちゃすきなので、更新頑張ってください! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - 全部見ました、面白かったです。更新頑張ってください! (2020年5月4日 19時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月3日 2時