検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:316,052 hit

慈しい百卌 ページ40

冨岡side

冨岡「名前で呼んでくれないだろうか」

ついに言った

胸が煩い

Aからの返事が少し怖く、目を逸らした

『いいんですか?』

!!

冨岡「あぁ、、、頼む」

『俺に名前を呼んでもらうだけなのにそんな畏まらなくてもいいですよ』

可愛らしい顔で笑う

俺にとってはその程度で済む問題ではないのだが

Aが口を開く

心臓がさらに高鳴った

『ぎゆーー』

「キャャアァァ!!」

!!

『行きましょう!!』

冨岡「、、、あぁ」





そこには一体の鬼と腕を噛まれた女性

見たところ下弦でもないただの鬼だ

『その女性から離れろ!!』

水の呼吸 弐ノ型 水車

Aが攻撃を仕掛けるが、鬼は後ろに避けた

『大丈夫ですか!?この布で傷口を押さえて下さい!』

その間に女性の方へ向かう

「は、はい、、、ありがとうございます」

冨岡「女性を頼む」

『はい!』

Aの返事を聞き、鬼に視線を移す

「邪魔すんじゃねぇ!!!」

冨岡「俺も邪魔された」

「あぁ?何訳の分からないことーー」

ゴト
鬼の頸が落ちる

鬼の体がボロボロと崩れた

鞘に収め、二人の方へ向かう

冨岡「急いで医者に見せよう」

『はい!』





『女性の方、傷が浅くてよかっですね』

冨岡「あぁ、、、炭治郎、さっきの、、、」

早く、早く聞きたい一心でAを呼ぶ

『あと、さっきの凄かったです!俺が女性を見てる一瞬で鬼を斬って、、、流石です!゙義勇さん゙!』ニコッ

!!

冨岡「名前、、、」

『さっきは言えませんでしたから』

俺の欲しい言葉をくれた。こんな嬉しいことがあるだろうか

冨岡「ありがとう、、、炭治郎、手を」

『え、あっはい!!』

本当は俺が速度を落とせばいい話だ

それでもAは疑わずに手を繋いだ

鈍感というか天然というか、、、

冨岡「まだ意識されていないということだろうか」ボソッ

『え?』

冨岡「、、、何でもない」

俺は皆が思っているほど鈍くない

名前を呼んでもらっただけでこんなにも嬉しい気持ちになるのはAのことが、、、好きだからだろう

今は鬼舞辻に狙われているから離れられない、そういう理由でしか手を繋げないが、いつか、自然と手を繋げるように頑張ろう

冨岡「覚悟しておけ」

『??はい!!』


〜作者の大正コソコソ噂話〜
Aさんの笑顔を見て義勇さんはAさんのことが好きだと気づきました!最後まで言葉が足らない義勇さん可愛い。ちなみにしのぶさんに手を繋いでいる所を見られた←

慈しい百卌壱→←慈しい百丗玖



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (189 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:成り代わり , 逆ハー , 女主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

眠いちゃん - 色々と尊い (2023年1月4日 23時) (レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年5月7日 12時) (レス) id: 6f79f7da2a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部読ませて頂きました!!無限列車編が楽しみです! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 379dd4f6ed (このIDを非表示/違反報告)
紅羽瀬 - はじめまして!前々作から読ませて貰ってます!話めっちゃすきなので、更新頑張ってください! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - 全部見ました、面白かったです。更新頑張ってください! (2020年5月4日 19時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月3日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。