合縁奇縁

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家に連れていくことは出来ないのでお馴染みの公園で手当てをする事になった





一通り手当てを終え、一息つく





こんな怪我どうやったらなるの､､､





最近の小学生荒れてんな





｢､､､ん｣





！起きた？





思わず距離を置く





男の子は痛みに耐えながらもゆっくりと起き上がった





目が合う





｢､､､誰アンタ｣





まぁ、そうなるよね





たまに不良がたまり場に使ってるせいでこの公園には誰もいない





そんな状態で知らない女と2人っきりだったら誰だって気になる





『お気になさらず』





｢いや無理だろ｣





うん、だよね。私も無理





『手当てをしてくれた通行人Aとでも思ってて』





｢､､､､､､｣





『Bでもいいよ』





｢いやそういう事じゃねぇから｣





じゃあどういう事？(すっとぼけ)





｢可笑しな女｣





ははっと笑う





意外と爽やかに笑う､､､





｢、っ｣





だが笑った拍子に傷が痛んだようで、その笑顔はすぐ崩れた





『せっかく手当てしてあげたんだから傷治るまで安静にしときなよ』





隣に腰掛ける





｢､､､､､､アンタさ、｣





『ん？』





暇になって足をぶらぶらさせていると話し掛けられた





｢何があったか聞かねぇの？｣





『聞いて欲しいの？』





｢別にそういう訳じゃねぇけど｣





『じゃあ別にいいじゃん。私も興味無いし』





｢ハッキリ言うなぁ｣





だって本当の事だし





｢やっと見つけたぞォ！！｣





､､､､､､､､､､､､､､､





『誰？』





｢あー､､､｣





多数の傷をつけた男どもが急に乗り込んで来た





男の子が気まずそうに、というか面倒臭そうに声を漏らす





どうやら心当たりがあるようだ





｢さっきはオレの仲間がお世話になったァ！！覚悟しやがれ！！｣





『あー､､､』





次は私が声を漏らす





なるほどね。そういうやつ？





男の子から実際内容を聞かなくても理解してしまった

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