合縁奇縁

見解 ページ42

【六本木、夜8時頃。暴走族と思わしき集団が喧嘩をしていると通報がありました】





【重症者が多数出ており、そのうちの1人は乱闘の末顔面陥没と頭蓋骨骨折】





【病院に運ばれましたが、しばらくして死亡が確認されました】





【犯人は2人の少年と考えておりーー】





思わずそのニュースに釘付けになった





動かしていた箸を止める





ﾞ六本木ﾞ





ﾞ2人の少年ﾞ





､､､いやいやまさか





いくらなんでもそれは考えすぎだろう





六本木にいる不良2人組なんて他にもいっぱいいるはず





あの2人なわけがない





ﾞオレたちが捕まったらAは悲しむ？ﾞ





私の思考とは裏腹に、あの日の言葉が蘇った



































『は？』





何を言ってんだと見つめれば無言で見つめ返された





この顔は本気の回答を求めている合図だ





息を吐く





『さぁ、どうだろ』





蘭｢そこは嘘でも悲しむって言えよ｣





だって本当に分かんないし





その時にならないとさ





竜胆｢Aちゃんらしいっちゃらしいけど｣





『､､､､､､まぁでも』





不貞腐れた2人の顔を見て考える





『それなりに嫌かもね』





竜胆｢､､､Aちゃんって結構オレ達の事好きだよね｣





『長い事一緒にいるから情が湧いてるだけだよ』





蘭｢素直じゃねぇ｣





『､､､そういう2人はどうなの？私が捕まったら悲しむ？』





｢｢いや別に｣｣





『アンタ達の方が冷たい回答じゃん』





蘭｢うそうそ。悲しい悲しい｣





その言葉が嘘くさいわ





竜胆｢お気に入りが捕まったら嫌に決まってんじゃん｣





素直に喜べない





振り回されているのを感じてため息をついた





『で？』





｢｢？｣｣





『次は何仕出かそうとしてるの？』





わざわざそんな質問言い出すってことは何かあるんじゃない？





蘭｢別に？なー竜胆｣ﾆｺｯ





竜胆｢うん｣





『嘘くさ』

























､､､､､､､､､あー、どうしよ





すっごく2人の気がしてきた

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