合縁奇縁

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『冷めないうちに食べよ。2人とも手を合わせて』





2人がおずおずと手を合わす





『いただきます』





｢｢い、いただきます､､､｣｣





慣れていないのか初々しい反応をする2人





一｢！美味しい！｣





『ほんと？今まで家族の感想しか聞いたことなかったから不安だったの。お口にあったようで何より』





青宗くんへ視線を移す





『､､､シチュー嫌い？』





未だに食べ始めない





フルフルと首を振った





青宗｢いえ、好きです､､､けど、オレのわがままで家にいさせてもらってるのにその上食事なんて､､､｣





『青宗くんは子供らしくないね』





ふはっと思わず笑ってしまった





『私がしたくてしてる事なんだから気にしなくていいよ』





青宗｢でも、｣





『青宗くんに私の手料理食べて欲しいなぁ､､､ダメ？』





青宗｢っ､､､いただきます｣





根負けした青宗くんはやっとシチューに口をつけた





1口、2口と食べるスピードが上がる





その様子を微笑ましげに見つめた

























青宗｢喧嘩の理由、オレが最近喧嘩ばっかりしてるからなんです｣





食べ終わり、一息ついた後静かに話し始めた





青宗｢喧嘩なんてみっともない事やめろって､､､｣





青宗くんの手に力が入ったのが分かった





青宗｢確かに世間一般的に見て不良は悪い事かもしれないけど、オレにとったら､､､｣





そこまで言って押し黙った





『お母さん、口ではそう言ってるけどただ青宗くんが心配なだけだと私は思うな』





青宗｢！｣





『､､､赤音ちゃんが亡くなって、その上青宗くんまで失うかもって怖いんだよ』





青宗｢あ､､､｣





私の言ってる事が的を得ているのか分からない





けど私の意見も確かに一理あると思ったのか、青宗くんは傷ついた表情に染った





お母さんに言った言葉に後悔してるって事はもう大丈夫





『帰ろっか』





青宗｢､､､はい｣

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