合縁奇縁

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『でも及第点ってとこかな』





竜胆｢なんで？｣





『盗聴器なんて付いてるほどだよ？GPSが付いてても不思議じゃないでしょ』





ヒラヒラと携帯を2人に見せる





蘭｢え、もしかしてここに来る？｣





『いや、来るならとっくに来てるよ』





私の言葉に安心したのか息を吐いた





『本当なら盗聴器に何かあった時点で来る手はずになってるんだけど、さっき言った通り変に探られるのは面倒だから来るなって合図しといた』





蘭｢だから及第点ね｣





『そ。私が合図しなかったら袋のネズミにされて今頃バーン』





乾いた笑いが漏れる2人





『良かったね。死ななくて』





｢｢こわ､､､｣｣





まぁこれでも御子柴颯天の娘なんで





蘭｢オレら以外に知ってる奴いんの？｣





『いや、いないよ』





まぁ一くんは勘づき始めてるだろうけど





五百万すぐに集めたとか聞いたらそりゃあ疑うだろうな





青宗くんと真くんは､､､分かんないや





蘭｢Aさ、面倒だから面倒だからってずっと言ってるけど最後まで誤魔化すことできたんじゃねぇの？大した確証なんてなかったんだし｣





『､､､んー、まぁ2人ならいいかなって』





｢｢､､､､､､､､､｣｣





『え、何？』





蘭｢(Aはオレ達が死んでも別に困らないと思ったから簡単に話したのかもしれねぇし、特に考えず発言したのかもしんねぇ。でも、)｣





竜胆｢(その言い方だと他の奴らより気を許していてくれている気がして、)｣





｢｢(ーーどうしようもなく嬉しく感じてしまう)｣｣





蘭｢竜胆オレ風邪ひいたかも｣





竜胆｢オレも。思考が可笑しい｣





『え、嘘。てか思考が可笑しいのは元々、』





｢｢アンタに言われたくねぇ｣｣





てっ‐けつ【剔抉】
意味▷つっこんであばき出すこと





〜備考〜
2人のはまだ名前の無い感情っていうか、なんていうか､､､

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