合縁奇縁

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『ッ、』





ポロポロ





真くんに言われた瞬間必死に止めていたものが勢いよく流れた





『ははっ、やだなぁ､､､真くんの前でこんなんばっか』





真一郎｢いいじゃん。オレの前では我慢すんなよ｣





抱きつく





『ごめん、少ししたら離れるから､､､今だけ』





真くんはゆっくり背中に腕を回した





私が泣き止むまで優しく頭を撫で続けてくれた

























『､､､､､､』





ﾌﾞﾜｯ





先程のことを思い出し顔が熱くなる





両手で顔を抑えた





精神的にやられてたからってあんな、





ﾞごめん、少ししたら離れるから､､､今だけﾞ





あんな大胆なこと､､､！！





真一郎｢Aホットココア｣





『あ、ありがとう』





真くんいつも通りだな





ちょっと悔しい





真くんの手が視界に入る





抱きついた時、真くんは背中に手を添えるだけだった





頭を撫でる手は力強かったのに





私が抱きつく前だってそうだ





決して過度に触れてこなかった





気、使ってくれたのかな





どんな時でも異性に触れるのは遠慮がちな真くん





私から抱きつかないと背中に腕を回すなんてこと、しなかったんだろうな





真くんのそういうとこ、好きだな





真一郎｢ん？何だ？｣





見つめていると案の定気付かれた





『真くんって煙草吸うよね』





真一郎｢､､､お前さ、前から思ってたけどそういう情報どっから持ってくんの？｣





『蒼に聞いた』





真一郎｢蒼､､､｣





真くんが頭を抱える





『なんで私の前では吸わないの？吸っていいよ』





真一郎｢今はいい｣





ﾑｯ





蒼の前では吸うくせに





私が不貞腐れたのを見て真くんが息を吐いた





真一郎｢副流煙が1番体に悪ぃって習ったか？｣





『え？うん、習ったけど､､､』





真一郎｢そういう事だ｣





､､､､､､





それって、私の体を心配して､､､？





やばい。顔ニヤける





『真くんのバカ』





真一郎｢なんでだよ｣





あん‐そく【安息】
意味▷ 何の心配・苦痛もなく静かに休むこと





〜備考〜
男の蒼の前では普通に吸うけど女の子のAさんの前では吸わない
もしAさんが吸える歳になったら考えるかも
吸うのを止める可能性もある
ちなみに蒼がAさんに真くん煙草吸ってたぞと教えた理由は嫌がらせ

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