合縁奇縁

安息 ページ24

青宗｢赤音が､､､死んだ｣





一瞬何を言われたのか分からなかった





携帯が手から滑り降ちる





力が抜けて膝から崩れ落ちた





死んだ？誰が？





ﾞ何がダメなの？ﾞ





ﾞ綺亜良ちゃんは特別ﾞ





ﾞ綺亜良ちゃんが受験生になったら今度は私が相談に乗るね！ ﾞ





ﾞ綺亜良ちゃんやっほ〜ﾞ





ﾞ綺亜良ちゃんと今度は外に遊びに行きたいと思ってたんだ！ﾞ





ﾞ綺亜良ちゃん任せて。とびっきり可愛くしてあげるﾞ





ﾞ綺亜良ちゃんをよろしくねﾞ





『あか、ねちゃん、』





だめ、行かないと、





携帯を掴み、立ち上がる





『､､､赤音ちゃんの所に行かないと』

























『赤音ちゃん、約束したじゃん』





私が受験生になったら次は赤音ちゃんが相談に乗ってくれるって、言ったじゃん





もう目を開けることが出来ない赤音ちゃんに話しかける





視界がぼやけた





『ごめん、ごめんなさい､､､私が大人だったら、お金を返せる信頼を持ってたら、』





貴方は死ななかった





助けれた





ｶﾞﾗｯ





振り向く





『､､､一くん』





一｢Aさん､､､っ｣





ポタポタ





ポタポタ





ははっ、一くんが今どんな顔してるかよく見えないや





抱きしめられる





一｢ごめんAさん！ごめんっ！！｣





なんで一くんが謝るんだろう





一くんは何も悪くないよ





背中をさする





『ありがとう一くん』





､､､一くんは暖かいねぇ

























赤音ちゃんの葬式





親族の方が涙を流しているのが目に入る





その間私は無表情のままだった





青宗｢Aさん｣





『青宗くん、』





青宗｢ごめん｣





『ふふっ一くんも青宗くんも変なの。なんで謝るの？』





青宗｢ッ、すみません｣





『､､､一くんは？』





青宗｢､､､赤音に花渡しに行ってる｣





『そっか、』





青宗｢､､､Aさん、無理して笑わないでください｣





『無理、してないよ？』





青宗｢､､､オレたちの前だからって気を使わなくていいです｣





『､､､だって可笑しいじゃん』





青宗｢､､､？｣





『家族の青宗くんが1番悲しいのに私が泣くなんて』





ﾆｺｯ





『私行くね。また今度』









青宗｢、ッ､､､可笑しくねぇよ｣

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す