紅涙 ページ6
真一郎｢ほらよ｣
投げられたのは1つの棒付きキャンディ
『え、何？』
突然の行動に思わず困惑した
真一郎｢お前今年から中学生だろ。祝い｣
『私もう飴で喜ぶ歳じゃないんだけど』
そんなことを言ってるが正直言うと好きな人から貰えるならどんな物でも嬉しかった
真一郎｢ガキが一丁前のこと言ってんじゃねぇよ｣
さっきまでの嬉しい気持ちが一変する
��ガキ��
真くんにとっては何気ない一言でも、私にとってはかなり重くのしかかる言葉だった
確かに真くんにとったら私なんて子供だし、というか世間一般的に見ても子供だけど､､､
不貞腐れる
あー嫌だ
こういう所が子供なんだろうな
どんどん自分が嫌になってくる
真一郎｢､､､そんなに嫌だったか？｣
私が黙り込んでいると心配そうに顔を覗き込んだ
真くんは悪くないのに
私がここで嫌って言えばなんの迷いなく謝るんだろうな
貴方の長所である｢優しさ｣は今の私には更に��私は子供��、��真くんは大人��と再認識してしまうもので、余計に惨めに思えた
『ううん､､､ありがと』
だから気にしてるけど気にしてないって、少し背伸びしてみる
大人な貴方の隣に並べるように
でもどんなに隠そうとやっぱりモヤモヤは残ったままで。
ーーだけど
真一郎｢そっか｣
1年前のあの時と同じ笑顔で頭を撫でられる
貴方がこうするだけでモヤモヤは吹き飛んでしまう
そんな私は単純なんだろうな
『真くんってずるいよね』
真一郎｢あ？なんだそれ｣
私の言葉に真くんが笑う
ほら、また胸が温かくなった
『今日さ、真くんに聞きたいことがあって来た』
真一郎｢おーなんだぁ？何でも言えよ｣
『真くんって��
真一郎｢ﾌﾞｯ｣
『うわっ、汚っ』
吹き出す真くんから距離を置く
真一郎｢お前それどこから聞いた！？｣
だが一瞬で距離を詰められ体をガクガクと揺らされた
『し、真くん､､､気持ち、悪、くなるから、やめ、やめて､､､』
真一郎｢あ、悪ぃ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
自分(プロフ) - ひえ･･･尊みがつおい･･････更新ペンラ振りながら応援してましゅ･･･(語彙力喪失) (2021年7月20日 3時) (
レス) id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - キャラとの出逢いが素敵です！これからも楽しみにしています！ (2021年7月12日 15時) (レス) id: 2cda74226e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モッチー | 作成日時：2021年7月9日 2時
