愛及屋烏

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思ってもいなかった返答に赤音ちゃんに助けを求めるが、可愛らしく微笑まれ即答で2人と同じ意見を言われてしまった





『､､､､本当に私の行きたい所でいいの？』





｢｢｢うん／はい｣｣｣





『､､､じゃあお言葉に甘えて』
























目の前に聳え立つ建物





目的地に約30分掛けて到着した





赤音｢ショッピングモール？｣





一｢ここ最近出来たところだ｣





青宗｢何か買いたいものあるんですか？｣





『流行りの服を教えて欲しくて､､､､』





服に基本興味が無いAがそんなことを言い出したのにはある理由があった





それを説明するには2週間前に遡る必要がある





























颯天｢A、オシャレしたらどうだ？｣





『､､､､急に何？』





突拍子もない話題に読書をしていた手が止まった





颯天｢お前は自分に無頓着過ぎる！｣





『そんなことないよ』





また面倒臭い事が始まった





ため息をつく





颯天｢ほう？年中Tシャツ・ジーパンの奴がか？｣





『うぐっ』





私が言葉を詰まらせたのを見てニヤリと笑う





あー、嫌な予感しかしない





颯天｢最近近くにショッピングモールが出来ただろ｣





お父さんの言いたいことをすぐに理解し、顔を歪める





『嫌』





てかヤクザとショッピングモールってミスマッチ過ぎでしょ





颯天｢行ってこい｣





『だから嫌だって』





颯天｢まぁ聞け｣





こうなったら何がなんでも話を進めるのは分かっていた





仕方なく話を聞く





颯天｢お前がオシャレしなくても可愛いことは百も承知だ｣





恥ずかしいからやめて





颯天｢だがいいのか？佐野真一郎にずっとTシャツ・ジーパンで｣





『よっ、！！､､､､くないけど、』





そうだろうとお父さんが頷く





真くんを出すのはズルくないだろうか





てかあんなに反対してたのにそんな事言い出すなんてどうしたの？





颯天｢分かったら友達でも誘って流行りの服でも買いに行け｣





『､､､､分かった』





颯天｢お前ら聞け！女の子らしい娘を見れるぞ！！｣





返事をした瞬間お父さんが叫びだし、みんなが襖を開けて入ってきた





最初から聞いてたのか｢やったぞ！遂にお嬢が！！！｣と騒ぎ出す





『そっちが本命でしょ！』





ﾎﾟﾝｯ





肩に手が置かれる





蒼｢ドンマイです｣





取り敢えず鼻で笑った蒼は投げ飛ばした

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