思慕 ページ39
『、、、、、、』
蒼「、、、、、、」
「ねぇ、あれちょっと」コソコソ
「あの子大丈夫かしら、」コソコソ
『、、、蒼』
蒼「はい」
『はいじゃない!一歩後ろを歩くの止めてってこの前も言ったでしょ!』
私の後ろを淡々と着いてくる蒼を見てストーカーと勘違いしたのだろう、近所のおばさん達が心配そうに見ている
また変な噂が立ったらどうしてくれるの
『隣を歩いて』
蒼「それは命令ですか?」
蒼の一言に眉を顰める
『︎︎命令じゃない。お願い』
蒼「命令でないと私は動きませんよ」
『蒼、私は貴方を護衛としてじゃなくて家族として接したいの。だから命令はしない。私がするのはお願いだけ』
振り返り見つめる
蒼のその忠誠心にいつも助かってるし、私の事を信頼してくれてるのも分かるから嬉しい
でも主人としてしか見られていないのは寂しい
私は蒼を駒みたいに使いたくない
『その敬語もはっきり言って好きじゃない。本当は会ったばかりの頃みたいに話して欲しいけど蒼の立場もお父さんの目もあるから妥協してるの。だからせめてこのお願いは聞いてよ』
蒼「、、、分かりました」
蒼の返答に満足に笑う
『ありがと』
蒼「お嬢、今日はどちらに行かれるんですか?」
お願いを聞き入れてくれた蒼は隣から私の今日の予定を聞いてきた
『、、、、、、、、、、、、真くんに会いたいなって、』
指をちょんちょんとつつきながら言う
蒼「はぁ、、、、、、」
『そんな呆れた顔しないで』
一丁前に色気づきやがって言わんばかりの表情をする
自分で「使えてる身」とか言って壁を作るくせしてこういう時は護衛の欠片も無い
2歳上だからって大人ぶるなよ
『でもやっぱり止めた。今日は蒼が隣に居るし流石に会えないや』
蒼「そうですか。でしたら早くこの場から去った方が良いのでは?」
『え?』
「おーいAー!」
聞き覚えのある声に肩がビクつく
恐る恐る振り返ると案の定そこには、
真一郎「久しぶりだなー!」
手を振りながら歩いてくる真くんがいた
頬が引き攣る
真くん、流石にタイミングが悪すぎじゃない?
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自分(プロフ) - ひえ・・・尊みがつおい・・・・・・更新ペンラ振りながら応援してましゅ・・・(語彙力喪失) (2021年7月20日 3時) (レス) id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - キャラとの出逢いが素敵です!これからも楽しみにしています! (2021年7月12日 15時) (レス) id: 2cda74226e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2021年7月9日 2時