愛及屋烏

進路 ページ32

『お邪魔します』





赤音｢いらっしゃい！｣





昨日赤音ちゃんから連絡があり、一緒に課題をしないかと誘われた





勿論返事は即答





誰でもない赤音ちゃんの誘いだ





断る理由はないだろう





赤音｢座って待ってて｣





赤音ちゃんの部屋に案内された





部屋はピンク色や水色などで染っていて、The女の子の部屋という感じだ





『うん。ありがとう』





赤音ちゃんが部屋を出ていったの見届けて息を吐く





友達の家に行くのは初めてで、妙に緊張してソワソワしてしまう





ｶﾞﾁｬ





『あ、早かったね』





ドアの開く音がしたため顔を向ける





青宗｢、え｣





だがそこには驚いた顔をした青宗くんがいた





『あ、青宗くん。久しぶりだね』





少し驚くもお邪魔してますと挨拶をする





『赤音ちゃんならさっき出て行ったけど何か用事あった？』





青宗｢え、いや､､ココと遊んでくるって言いたくて｣





『じゃあ私が言っとくよ』





青宗｢いえ、自分で､､､Aさんお客さんだし、｣





『ふふっそっか。行ってらっしゃい』





青宗｢､､､､､､｣





？





立ち去らない青宗くんに首を傾げる






青宗｢あの、Aさん｣





『うん？』





青宗｢今度はオレと一緒に遊びませんか？｣





少しばかり照れたように言う





『いいけど、逆に私でいいの？』





青宗｢はい｣





私よりクラスの子や一くんと遊んだ方が楽しめると思うけど、と思い言うが予想と反して元気よく返事をした





『じゃあ一くんも誘って3人で今度遊ぼっか』





青宗｢､､､はい(まぁ今はそれでいいか)｣





『青宗くん携帯持ってる？持ってるなら登録しておいて』





紙に連絡先を書き、手渡す





青宗｢！｣ﾊﾟｧｧｧ





何故か急に明るくなる





青宗｢登録しときます！(Aさんの連絡先！)｣





『？うん。お願いね』





赤音｢青宗私の部屋で何してるの｣

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