愛及屋烏

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蘭｢はい、次はアンタの番｣





ああ、｢オレ達が人を殺したって言ったら｣って質問ね





『答えはどうもしない。さっき言った通り私と無関係の奴が殺そうが殺されようがどうでもいい』





それとも何？罵倒して欲しいの？





竜胆｢いや普通人殺しが目の前にいたらビビるだろ。やっぱアンタ頭おかしいな｣





蘭｢ははっイカれてる｣





2人に言われたくないんだけど





『ところで何でアンタ達私に喧嘩ふっかけたの？』





2人が顔を見合わす





｢｢大した理由はない｣｣





蘭｢強いて言うなら強さに自信ある奴をボコボコにしたら気持ちいいだろうなって｣





『うわっ』





蘭の一言に顔を歪める





分かってはいたけど性格歪みすぎ





『てかさっき私にバカって言ったけどアンタ達も相当だね』





｢｢あﾞ？｣｣





『私が一生残るような怪我させる奴だったらどうしてたのよ。最悪死んでたかもしれない』





そこのとこ考えなかったの？





『相手の力量ぐらい測れるようになった方がいいよ』





竜胆｢､､､アンタやっぱお人好しだわ｣





蘭｢出会ったばかりのオレ達の心配をよく出来るな｣





呆れた顔をされ、ムッと口を噤んでいるとーー





ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ





私の携帯が鳴った





発信先を見て目を見開く





慌てて立ちあがり電話に出た





『､､､もしもし』





真一郎«おーA。今何してる？»





電話を相手は真くんだ





『どうかした？』





真一郎«お前猫飼えたりするか？»





『､､､猫？』





目が点になる





真一郎｢おう。実はーー｣















『なるほど。取り敢えずいつもの場所に行くね』





真一郎«分かった»





電話を切る





蘭｢誰？｣





ﾋﾞｯｸｩ





そうだった。居たんだった





『､､､友達？』





｢｢何で疑問形｣｣





だってどういう関係か自分でもよく分かんないもん





ｽﾙ





蘭くんに携帯を抜き取られた





え





慌てて取り返そうと手を伸ばすが竜胆くんに引っ張られているせいで届かない





蘭くんが携帯を弄り出す





『ちょ、何してッ、！』





蘭｢うん、オッケー｣





何がオッケー？？

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