寵愛 ページ15
｢ｸﾞﾊｯ｣
｢ｶﾞｯ｣
最後の一人が倒れたのを見届け、汚れた服を叩く
一通り叩き終わった後、踵を返した
｢待てや！！｣
だが起き上がった1人の男が鉄パイプを振りかぶり向かってきたせいで、再び向き直す形になってしまった
『執拗い』
男の顎に思いっきり蹴りをくらわす
男は自分の駆け寄った勢いと私の蹴りで勢いよく強打
グラッと体が揺れた後、地面に倒れた
次は誰も起き上がる事はなかった
女を舐めてるくせに鉄パイプなんて持ち出すとかほんとダサい
舐めてるなら自分の体だけで戦いに来たらいいのに
呆れた眼差しを倒れている男共に向けた後、自身の体へ視線を移す
今日も怪我無しっと
怪我すると真くんが煩いからなぁ
､､､､､､心配してくれてるのは嬉しいけど
ﾆｬｰ
足に擦り寄ってきた子猫
『良かった。元気そうだね』
持ち上げ抱えるともう一度ニャーと返事をした
こいつらこんな可愛い子相手に蹴ろうとしたとか本当にありえない
1から真くんに礼儀ってもん叩き込まれたらいいのに
Aが喧嘩をした理由はこの猫を助けるためであった
学校の帰り道にある公園で子猫を追い詰め、挙句の果てに蹴ろうとしたクズ野郎を見つけ、叩きのめした。
それだけだ
だから、
｢お姉さん強いね｣
こんな厄介な奴らに気に入られることになるとは思わなかった
ジッと見つめられ、私も見つめ返し、数秒が過ぎる
その間に子猫が私の手から逃げていった
誰？
容姿が似ている2人
双子？兄弟？
見た目的に小学生だったが青宗くんや一くんみたいににこやかに話し掛ける気にはならなかった
佇まいから喧嘩慣れしてるのが分かったから
いや、喧嘩慣れどころじゃない
もっと別のーー
本能的にこの2人は��ヤバい��と感じとる
こういうのは無視が1番
2人の横を通り過ぎる
横を通る時、私の行動が予想とは違ったのか呆気にとられていたのが分かった
｢へー｣
だが直ぐに後ろから面白いものを見つけたと言わんばかりの声色が聞こえた
こういう時は決まって面倒臭い事になる
今日一のため息をついた
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自分(プロフ) - ひえ･･･尊みがつおい･･････更新ペンラ振りながら応援してましゅ･･･(語彙力喪失) (2021年7月20日 3時) (
レス) id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - キャラとの出逢いが素敵です！これからも楽しみにしています！ (2021年7月12日 15時) (レス) id: 2cda74226e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年7月9日 2時
