211話 ページ29
伏黒side
五条さんが頭を下げた
校長に小言言われてムカついているずなのにそれを感じさせない程の丁寧な口調で、10秒間も頭を下げ続けた
なんで、なんでアンタがそんな事するんだ
その言葉は思わず口から出ていた
A｢そりゃあ頭下げるよ。僕保護者だし｣
あっけらかんに言われた
チリ、と胸が痛む
A｢なんであんな事したの？｣
アイツらが平気で人のルールを土足で踏み込んだから
ーーいや、それは建前で本当は
八つ当たりだ
『､､､五条さんに関係ないでしょう』
この人に対してのイラつきを吐き出すための相手だった
A｢関係大ありでしょ。僕恵のせいで学校に呼び出されたんだけど｣
『来てくれなんて頼んでない』
思わず言ってしまった
気まずく思うも今更引き返す気も起きず、目を逸らす
A｢子供だね｣
！！
カッと頭に血が上ったのが分かった
『はぁ？俺のどこがガキだって言うんですか』
1つ、2つと五条さんはご丁寧に説明し始める
その間終始イラつきが増した
A｢津美紀を守るために僕から呪術を教わる道を選んだくせに自分から津美紀を傷つける｣
��︎︎自分の言葉には責任をもて︎︎��︎︎と言われてる気がした
それが出来ない所も子供だ、と
『､､､選んだんじゃない。アンタがその選択しか選ばせなかったんだ』
出た反論はあまりにも情けなかった
こんな事言ったって余計ガキに思われるだけだ
A｢いいや違うね。恵が選んだんだ｣
俺が選んだ？
違う。アンタがーー
A｢僕は確かに禪院家に行くか僕のところに来るかの2つの選択肢を与えた。でも誰もその2つから選べなんて言ってない｣
意味が分からなかった
禪院家と五条さんから逃げ切るなんて出来るわけが無い
五条さん自身もガキの俺たち相手に油断したとしても逃がす程馬鹿じゃないのは自負してるはずだ
それを分かって可能性はゼロじゃないと言い切る姿に唖然とした
A｢反抗期大いに結構。けど言ったはずだ。︎︎��︎︎約束された明日はない︎︎��︎︎。反抗するんなら後悔しないようにしろ｣
『､､､ッ、』
いつもチャラけている人の本気の言葉はかなりの衝撃があった
顔が強ばる
ﾆｺｯ
A｢僕からのアドバイス｣
聞き分けのない子供を言い聞かすように柔らかく言うその言葉も表情も、何もかも
嫌いだ
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モッチー(プロフ) - レンさん» 早速メッセージして頂きありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2022年2月15日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - またまた、コメントお邪魔します。やっぱりモッチーさんの作品大好きです。応援しています。 (2022年2月15日 15時) (レス) @page46 id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 更新ありがとうございます。大好きです。 (2022年1月23日 18時) (レス) id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年5月16日 4時
