186話 ページ3
『どうして？』
里香｢私気になったら怖くても見に行っちゃう
『､､､と言うと？』
里香｢､､､初めて会った日とは別の日に見に行ったけど何もなかった｣
『､､､好奇心は猫をも殺すよ』
あまりにも危険な行為に思わず真顔になってしまった
､､､しかし毎日いる訳じゃないのか
厄介だな
何かの条件下の元出てくる呪霊？
面倒臭いことこの上ないね
『他に情報は？』
里香｢､､､1つ｣
ーーそのトンネルにはある噂がある
『噂？』
里香｢満月の深夜、幽霊が出る。その幽霊から逃げ切れたら願いが叶う｣
『在り来りな話だな』
里香｢､､､でも噂は噂。本当じゃ無かったよ。現に私はなんの願いも叶えてもらっていない｣
『､､､今更だけど君よく逃げられたね』
非術師どころか子供なのに
里香｢私の他に人がいたから｣
『､､､､､､盾にしたの？』
まさか、と思いながら聞く
里香｢そう、って言ったら？｣
『理由を聞きたい。わざわざ深夜に一緒に行くぐらい仲のいい友達を盾にした理由を』
里香｢ーー友達なんかじゃない｣
その一言を零した瞬間強く握られた
里香｢噂は気になるけど幽霊は怖い。だから体のいい実験台として私を連れていった。ただそれだけ｣
『実験台って、』
里香｢､､､憂太以外の人なんて大っ嫌い。女は妬み恨みばっかりだし、男は暴力。大人は特に気持ち悪い。本当は私の事を気味悪いと思っているくせに笑顔浮かべて｢味方だよ｣なんて言いながら寄ってくる｣
既視感のある話だった
僕の周りの大人もそんなヤツらばかりだった
自分の保身が1番大事なくせして僕を心配するふりをする奴ら
里香ちゃんの言う通りそれは何にも言い難い気持ち悪さだった
里香｢だから見捨ててやったの。あんな奴ら死んでも何も思わない｣
『､､､そう』
里香｢､､､他に言うことないの。私、人殺したんだよ｣
『君が殺したんじゃない。呪霊だ』
それに、似た者通しである君を責める気にはなれなかった
里香｢！､､､可笑しな人｣
『呪術師は大抵そうさ』
里香｢､､､､､､五条さん｣
『ん？』
里香｢､､､今から独り言話すけど気にしないで｣
！
『うん。分かった』
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モッチー(プロフ) - レンさん» 早速メッセージして頂きありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2022年2月15日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - またまた、コメントお邪魔します。やっぱりモッチーさんの作品大好きです。応援しています。 (2022年2月15日 15時) (レス) @page46 id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 更新ありがとうございます。大好きです。 (2022年1月23日 18時) (レス) id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年5月16日 4時
