198話 ページ15
恵｢、ん｣
目を開ける
恵｢？(なんか手に違和感が､､､)｣
起き上がると同時に右手に目を向ける
恵｢え､､､｣
そこには伏黒の手を握るAがいた
目は閉じられている
寝ているようだ
恵｢夢じゃなかった､､､｣
今更ながら実感した
スースーと寝息を立てるAの頬に触れる
恵｢(やっぱこの人綺麗な顔してんな)｣
子供ながらそう思った
『、めぐみ､､､？』
恵｢！｣
伏黒の声と触れられた事に反応したのかAも起きた
寝起きのせいか呂律が上手く回っていない
慌て過ぎて両手を勢いよく上げた
恵｢ど、どうしてここに、｣
『津美紀から連絡があってね。ていうかなんで手上げてんの？』
ハッとなり手を下げる
何でもないと口にする伏黒にAは首を傾げた
恵｢任務は？｣
『ん〜？今日はもう無いよ』
恵｢(嘘だ)｣
首を傾げた状態のまま言うAに瞬時に嘘だと気付く
特級である五条さんがそうそう休みなんてもらえるはずがない
そう判断したからだ
恵｢(俺の為に任務を、)｣
無意識か、母親がいたらこんな感じかもしれないと思い、胸が暖かくなる伏黒
そんな伏黒の額にAの手が触れる
『ん、寝たらだいぶ下がったね。でもまだ38度はあるだろうし安静にした方がいい』
タオル変えようか
と、再び伏黒を寝さす
恵｢あの、津美紀は､､､｣
『恵が寝て安心したのか寝ちゃったね。うつると危ないから違う部屋で寝かせたよ』
伏黒はホッとなると同時にさっきの事を思い出した
恵｢あの、五条さんは何でここで寝て､､､｣
五条さんもうつる可能性があるんじゃ、と心配する
その言葉を聞いてAがニヤニヤと笑う
『ふ〜ん？覚えてないんだ？』
恵｢な、何ですか､､､？｣
嫌な予感がして少し後退る
『恵から手を繋いできたんだよ？』
恵｢え｣
『僕も一休みしようと思って立ち上がったらﾞ行かないでﾞって』
恵｢な、な､､っ、｣
羞恥心で顔が赤くなる伏黒
『いやー普段甘えない恵がそんなこと言うもんだから凄く嬉しかったよ』
勢いよく布団を被る
恵｢忘れてください！｣
『やだ』
結局数日間弄られる事になる伏黒だった
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モッチー(プロフ) - レンさん» 早速メッセージして頂きありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2022年2月15日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - またまた、コメントお邪魔します。やっぱりモッチーさんの作品大好きです。応援しています。 (2022年2月15日 15時) (レス) @page46 id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 更新ありがとうございます。大好きです。 (2022年1月23日 18時) (レス) id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年5月16日 4時
