195話 ページ12
｢な、何故五条様が､､､｣
男は狼狽え、1歩後ろへ足を下げる
『逃げんなよ』
｢ッ、｣
『真依、目を瞑って耳を塞いで』
真依が言われた通りにする
それを見届けた後、Aは男の胸ぐらを掴んだ
男の口からヒッ、と情けない声が出る
『えっとなんだっけ？』
Aはわざとらしく首を傾げる
『ﾞこの落ちこぼれ。お前などどれだけよく見せようが禪院家の恥ﾞ､､､だったっけ？』
にこりと笑う
だが次の瞬間には笑みは消え、その瞳は男を人として写していなかった
男は恐怖で足がすくんだ
『そんな真依と仲良くしてる僕は見る目のない奴ってことかな。六眼をそんな風に言う奴は初めてだよ』
｢あ、いや、、｣
｢言い訳はいいよ。醜いだけだし｣
手を離す
男は力が抜けたのか地面にへたり込んだ
『ただの使用人が禪院家である真依を落ちこぼれ呼ばわりねぇ？禪院家の奴らは随分躾をサボっているようだ』
男の顔が歪む
『ザコがいきがってんじゃねぇよ』
｢ッ、すみま｣
『違ぇだろ』
頭を下げ謝ろうとする男を止める
｢え、｣
『ど、げ、ざ』
地面を指さす
まさか頭を下げるぐらいでいいと思ってんじゃねぇよな？
『本当に悪いと思ってんならしてみろよ』
まぁしないなら地面に沈めるけどなと付け足す
『選べよ。自分から誠心誠意土下座するか。ﾞ私ﾞに無理やり土下座させられるか』
『真依〜もう良いよー』
耳を抑えていた手を退けさす
真依がゆっくりと目を開けた
真依｢あれ、？あの人は､､､｣
『話してたら疲れちゃったみたいでさ。もう帰ったよ』
真依｢そっか、｣
ほっとしたのか息を吐いた時Aの後ろから真希が出てきた
真依｢！お姉ちゃん！｣
真希に飛びつく真依
『お、真希。ちゃんと大人しく出来たね。偉い偉い』
頭を撫でる
真希｢(大人しく出来たというよりﾞ動けなかったﾞの方が正しい。Aの顔直視出来なかったし)｣
真希はずっと見て聞いていた為、少しAを怖いと思っていた
真希｢､､､Aって本当に最強なんだな｣
『えー？何急に』ﾆﾔﾆﾔ
少しばかりイラッとした真希は頬をつついてくるAの手を退かすのだった
おまけ
真依｢今日聞いたんだけどあの使用人さん辞めるって｣
『へ〜何でだろうね』
真希｢､､､､､｣
ーーーーーーーーーーーー
〜備考
まだ口調に慣れきっていないから怒った拍子に一人称が｢私｣に戻る
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モッチー(プロフ) - レンさん» 早速メッセージして頂きありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2022年2月15日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - またまた、コメントお邪魔します。やっぱりモッチーさんの作品大好きです。応援しています。 (2022年2月15日 15時) (レス) @page46 id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 更新ありがとうございます。大好きです。 (2022年1月23日 18時) (レス) id: 379b8b8e7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年5月16日 4時
