慈しい拾 ページ10
走ると、そこには禰豆子を崖から突き落とそうとしている体がいた
俺の妹に何をしているんだ！！
『やめろ！！』
ﾄﾞｯ
そいつに勢いよくぶつかる
だが勢いがあり過ぎて、俺も崖に飛び出した
『はっ、、、』
やばいっ！
ｶﾞｼｯ
ね、禰豆子が掴んでくれたおかげで助かった
鬼はそのまま重力に従い
ｸﾞｼｬ
潰れた
頭の方に戻る
鬼は気絶していた
体の方が潰れたからだろうか？
鬼はたくさんいるのだろうか、、、
家に残っていた匂いとは違う
別の鬼
でも、止めを刺しておかないとまた人を襲う
短剣を持つ
だから俺がやるんだ
やれ！！
ｶﾞｼｯ
ﾋﾞｸｯ
慌てて後ろを向く
誰だ！？
「そんなものでは止めは刺せん」
『ど、どうしたら止めを刺せますか？』
天狗の面、、、この人、、、
「人に聞くな。自分の頭で考えられないのか」
足音がしなかった
、、、刺してだめなら頭を潰すしか、、、
そこにあった大きい石を掴む
頭骨を砕いて完全に潰すにはやっぱり何度か石を打ちつけないと、、、苦しむだろうな
一撃で絶命させられるようなものはないのか、、、
「(あぁこの子は駄目だ。思いやりが強すぎて決断出来ない。鬼を前にしても優しさが消えない。鬼にすら同情心を持っている。義勇、、、この子には無理だ)」
ﾊｯ
鬼が目を覚ます
「(気を失っていた、、、体の方が死んだのか？気分が悪い、、、)」
『あっ』
「(！！あっ、あいつ！！)」
『もたもたしていたら夜が明けてしまった、、、』
「(なんだと！？)」
ｶｯ
光が差し込む
「ｷﾞｬｱｯ、ｷﾞｬｱｱｱｷﾞｨｬｱｧｱ」
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
鬼の体が一瞬で崩れる
日に当たっただけであんなことに！？禰豆子が嫌がるはずだ！！
その頃禰豆子は日に当たらないよう、お堂の中で籠に潜っていた
あっ、そうだ、、あの人は、、、
辺りを見回すと、あの人はお堂の中で死んでいた人たちの墓をつくり、手を合わせていた
殺された人たちを埋葬してくれている
『あの、、、』
「儂は鱗滝左近次だ。義勇の紹介はお前で間違いないな？」
『は、はい。竈門炭治郎といいます。妹は禰豆子で、、、』
鱗滝「炭治郎。妹が人を喰った時、、、お前はどうする」
え、、、、
ﾊﾟｧﾝ
！！
今叩かれた、、、？
呆然とする
鱗滝「判断が遅い。お前はとにかく判断が遅い。朝になるまで鬼に止めを刺せなかった。今の質問に間髪入れず答えられなかったのは何故か？お前の覚悟が甘いからだ」
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眠いちゃん - 神すぎて言う言葉が見つからない……こういう時にカナヲの銅貨かったら便利だろうなぁ… (2023年1月4日 21時) (
レス) @page27 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» いえ全然！！わざわざありがとうございます(●´▽`●) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - ここもみたはずなのにコメント出来なくてすみませんでした… (2020年7月24日 16時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2020年4月24日 2時
