慈しい丗漆 ページ37
『和己さん優しい人だったな』
最後、和己さんからは嘘の匂いがした
俺が女だと気づいているのに、少年とわざと言ってくれた
あの人はバレてないと思っているだろうけど
嬉しくて顔が緩む
本当に優しい人だ
そう、本当に優しい人、、、それなのにﾞアイツﾞは、、、
さっきの穏やかな感情とは違い怒りが湧いてくる
俺だけじゃなく、どれだけの人を殺し、痛めつけ、苦しめた
鬼舞辻無惨、、、！
俺はお前を、絶対許さない！！
手に力がこもる
松衛門「カァァア！」
『おっ』
俺の肩に松衛門が止まる
松衛門「次ハ東京府浅草ァ！鬼ガ潜ンデイルトノ噂アリ！！！カァアア！！」
『えっ！もう次行くのか？』
松衛門「行クノヨオォオ！！」
『ちょっと待って』
松衛門「待タァナイ！！」
そ、そんな〜！！
浅草到着。
着いた瞬間固まった
町はこんなにも発展しているのか？
夜なのに明るい、、、！
建物高ぁ！！なんだあれ！！
都会って、都会って、、、
ﾌｧｧｧ
電車が通る
『お、、おぉ』
戸惑いながら避ける
『、、、目眩がする』
少しでも人通りの少ない道に行こうと移動しようとおもい、禰豆子の手を引く
『あっ、あっち行こう禰豆子』
しかし、言った先では恋人が接吻をしていた
『ひぇ、、、しつ、失礼しましたっ！』
慌ててそこから逃げる
やっと静かな所に着き、屋台を発見
『すみません、、、』
「ん？」
『山かけうどんください、、、』
「お、、はいよー」
俺の疲労の具合に少し引きながらも快く承諾してくれた
山かけうどんができるのを待つ
ここまで来るだけで随分疲れた、、、
『こんな所初めて来た。人が多すぎる、、、』
禰豆子が俺に寄りかかる
『フッ』
可愛いな
「山かけうどん一丁出来上がり」
『ありがとうございます！』
スープを飲む
はぁ落ち着く、、、
刹那。
ﾞアイツﾞの匂いがした。
山かけうどんが手から落ちる
皿は衝撃に耐えられず割れ、山かけうどんは地面に散らばった
『はぁはぁ』
息が上がる
そこまでの動揺だった
俺は刀を掴み走り出した
この匂い！！どうして突然、こんな所で、、、！
匂いの元凶を探す
人にぶつかる事など気にしてられなかった
家に残っていた匂いだ！
鬼舞辻無惨！！
コイツが、匂いの、、、！！
ｶﾞｯ
肩を掴んだ
『はぁはぁ』
ゆっくりソイツは振り向いた
コイツが、、、！！
刀に手を伸ばす
刀が鞘から出すーー
瞬間だった。
「お父さん」
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眠いちゃん - 神すぎて言う言葉が見つからない……こういう時にカナヲの銅貨かったら便利だろうなぁ… (2023年1月4日 21時) (
レス) @page27 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» いえ全然！！わざわざありがとうございます(●´▽`●) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - ここもみたはずなのにコメント出来なくてすみませんでした… (2020年7月24日 16時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2020年4月24日 2時
