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慈しい廿柒 ページ27

錆兎「もう一度言う。お前が好きだ。家族、友人、妹弟子としてではない」

『っ、』

本当に錆兎は俺のことを、、、

錆兎「、、、本当は言おうか最後まで迷っていた。死んだ俺がこんな事を言ったところでAを困らすのはわかっていたから、、、諦めようとも思った」

悲しい笑みを浮かべる

その言葉に前のめりになり、反論する

『そんなことない!確かに初めて好きだと言われてどうしたらいいか迷ったが、俺に大切なことを教えてくれた錆兎に告白されて嬉しくないはずがない!!俺は嬉しかったぞ錆兎!!それに自分の気持ちに蓋をするのは良くない!』

錆兎「っ、本当にお前は、、、」

錆兎の顔が近づいてくる

あっ、これやばい、、、

ポスッ

錆兎「A、、、」

思わず手で口を塞いでしまった

『さっ錆兎こういうのはお付き合いを初めてからじゃないとっ、、、そっその、、、そう!男としてはだめだと思うぞ!!』

錆兎「この状況で手を出さず引くのも男らしくないと思う」

ぐっ、ああ言えばこう言う!!

『い、いやでもやっぱり、』

錆兎「A、、、だめか?」

コテンと顔を傾け、眉を下げる

錆兎絶対わかっててやってる!

錆兎「A」

『〜〜〜っ!!』

真菰「はいそこまで」

「「真菰!!」」

『今まで何処に!?』

錆兎「(もう少しだったのに)」

真菰「ふふーん、ずっと近くで見てたよ」

ずっとって、、、

『さ、最初から?』

真菰「うん!」

元気よく答える真菰

顔が赤くなる感覚がした

手で顔を隠し、しゃがみ込む

恥ずかしい、、、!!

錆兎「(可愛らしい、、、)」

真菰「(錆兎の考えてることすっごく分かるな〜)」

落ち着け落ち着け

返事をしないと、待たすのは良くない

意を決して錆兎の前に立つ

『錆兎、、、気持ちは嬉しいが済まない。俺は禰豆子を人間に戻さないと』

錆兎「分かった、、、だが諦めない」

『え』

錆兎「なんだ?これで終わると思ったのか?」

唖然とする

『だって、、、』

錆兎「本当は告白して終わろうと思ったんだが、お前が゙嬉しい゙と言ってくれたおかげで諦めなくなってしまった。本当は手鬼を倒し、お前に告白をした事で未練がなくなり、魂は還るはずだったんだがな。どうにもこの魂はお前を諦めることでしか還ることができないようだ」

真菰「ちなみに私も錆兎とAがこの先どうなるか見届けないとだめみたい」

『真菰も!?』

魂が還ることができないのに、錆兎と真菰は嬉しそうだ

慈しい廿捌→←慈しい廿陸



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眠いちゃん - 神すぎて言う言葉が見つからない……こういう時にカナヲの銅貨かったら便利だろうなぁ… (2023年1月4日 21時) (レス) @page27 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» いえ全然!!わざわざありがとうございます(●´▽`●) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - ここもみたはずなのにコメント出来なくてすみませんでした… (2020年7月24日 16時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2020年4月24日 2時

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