私の王子様は、超ドSでした。

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＊＿



浅野「……で？どうしたの？」




ジュースを片手に、私の隣に腰かける浅野先輩。


そして、手に持っていたジュースを渡してくれた。




A「……ののかって、好きなんですか？

………滝沢琥珀って人のこと。」


浅野「……え？ののか？(笑)」


A「……はい。」


浅野「自分で聞いたらいいじゃん(笑)」


A「……それは…。」





浅野先輩は、“ののかのお兄ちゃん”だけど、


優しくて、相談にのってくれるから、


私にとっても、お兄ちゃんみたいな存在。




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浅野「…もしかして、好きなの？」


A「……へ？」


浅野「……琥珀のこと。」





図星だ。



私の考えていることが


大体わかってしまうのも、ののかと一緒。




A「…別にそういうわけじゃ…。」


浅野「んー？(笑)」



浅野先輩はわざとらしく、笑った。





浅野「まあ、でも。ののかは、友達と好きな人が

被ったくらいで、離れたりしないから大丈夫。


話してみなよ。ののかもその方が喜ぶから。」





浅野先輩は、ニコっとほほ笑んだ。




お互いをわかりあっているところ、


人を元気づけられるところ、


ののかと浅野先輩はほんとにいい兄妹だな。


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