1話 ページ3
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私は平穏に生きる。
それは転生してから第一に決めた事で、今でもそれは変わっていない。
ただ、一つだけ��不安要素��があるが。
いつか必ずその日は来るのだ。
『バーバラ、起きて。今日は見回りの日なんでしょ』
「………シスロ、うるさ……」
『シスロじゃないよ。私はA。だから起きて』
「………ぅ、A……？」
この世界で授かった名前を名乗るとすぐに反応した。
バーバラは10年以上の付き合いがある幼馴染みだが、この手法で起きなかった事は殆どない。
しかもバーバラは何故か私を好いてくれている。
疲れた時にはすぐ甘えてくるし、強気な一面が多い彼女にしては珍しい行動を取ってくる。
かつて、原作では見せなかった甘えたがりな一面は私の前でだけ見せてくるようになってるから不思議だ。
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『おはようバーバラ。相変わらず朝に弱いんだね』
「ねむいんだからしかたないだろ………A〜、髪結って〜……ふあぁ……」
『いいよ。でも途中で寝ないでよ？」
「分かった………」
渋々起き上がったバーバラは私に背を向けた。
毎朝思うけど、やっぱり髪が凄く長いなぁ……。
今では慣れたからいいけど、最初に頼まれた時は本当に大変だった。
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『…はい、出来たよ。これでいい？』
「うん！！ありがと！！」
『じゃあ先にご飯食べてるから…バーバラも身支度済ませちゃって』
「分かってるって。…アンタやっぱりママじゃん」
『だから違うって』
さて、今日も静かに生きるか。
"エマの姉��だろうが関係ない。
私は原作を変えないためにただモブのように生きる。
……………………
占いツクール始めたばっかりですけど、これで大丈夫ですかね？
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作者名：サナ | 作成日時：2020年9月22日 17時
