23 過去編 ページ25
私には、瑠奈よりも仲の良い大親友がいました。
「バレーって、楽しいんだよ?」
私は、その言葉を聞いて中学生からバレーを始めました
その子は、私達に“バレー゛を教えてくれました。
こんなに夢中になれる、愛せるスポーツは
初めてでした。
「凄い...」
私は、中学生から始めたとは思えないほど上達していきました。
最初は、周りの子が上手すぎてとてもとても焦っていました。
だって、私以外は小学生の頃から習っている子でした。
だから人一倍練習して、ずっと、練習しました。
周りからは
“天才゛ “センスの塊゛
と呼ばれました。
でも、その裏には
“努力゛が存在しているなんてみんな知らなかったのです。
『はぁ、はぁ...』
毎日の部活。その後の自主練。
平日6時間は、バレーをしていた。
嘘じゃない。
前、言ったときは“どうせ嘘だろ゛と流されていたけど。
私は、私の頑張りを“天才゛って思われたくなかった。
そのときに助けてくれたのが“奈央゛でした。
___あんたは天才なんかじゃない。
___努力の塊、でしょ?
って、私が1番欲しい言葉をかけてくれたんです。
その時は、奈央が苦しんでいることなんてちっとも知らなかったんです。
『ここまでが、中学2年生くらいまでの話です。』
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作者名:ますくねこ | 作成日時:2018年10月8日 20時